左右の両助っ人投手にとって悔しい結果に
西武は18日、ザック・ニール投手と、マット・ダーモディ投手が今月15日(金)に帰国したことを発表した。
2019年に加入したニールは、入団初年度に11連勝を飾るなど、17試合の登板で12勝1敗、防御率2.87と、「11」もの貯金を作りチームのリーグ優勝に貢献。翌2020年は開幕投手に抜擢され、白星を手にしたが、シーズンを通して思うような結果は残せず、6勝8敗、防御率5.22という結果に終わった。
そして迎えた3年目の今季も、11試合の登板で1勝6敗、防御率5.85と苦戦。9月8日のソフトバンク戦を最後に一軍登録を抹消されていた。
ニールは今回の帰国に際して、「今年は新型コロナウイルスの影響で来日が遅れ、その後の隔離やオリンピック期間中の中断という、例年と違うタフな環境だった。シーズンを通して、自分の納得のいくパフォーマンスができず、またチームとしても悔しい結果になってしまいました」と、球団を通じてコメント。思うような結果を残せなかったことに悔しさを滲ませた。
さらに、ファンに向けて「コロナでいろいろな制限があるなかでも、球場に足を運んでくれたライオンズファンには感謝している。いつも僕たちに温かい応援をしてくれて本当に力になった。新型コロナウイルスが収束して、以前のようなライオンズファンの素晴らしい応援がメットライフドームに戻ってくることを願っているよ」とメッセージを送り、感謝の意を示した。
また、貴重な先発左腕として今季からチームに加入したダーモディは、「今シーズンは自分の思うような投球が出来なくて、チームとファンのためにもっと良いパフォーマンスを発揮したいと思うことがたくさんあった。日本に来た僕を、コーチやチームメイトは、いつも助けてくれて、みんなに感謝ている。僕のこれまでのキャリアの中でも、ライオンズは一番勉強熱心で献身的なチーム。みんなに出会うことができて幸せだ」とコメント。
そしてファンに向けて、「いつも応援ありがとう。みんなは僕たちにとって戦うモチベーションの源であり、何よりも必要な存在だよ。Go Lions!」と感謝の思いを述べた。
新型コロナウイルスの影響で合流が遅れたダーモディは、5月から一軍に昇格したものの勝ち星はつかず、抹消後はリリーフとして調整。中断明けからリリーフ陣の一角に加わったが、思うような結果を残せず8月末に一軍登録を抹消されていた。成績は11試合の登板で0勝2敗、防御率5.13という結果だった。