巨人・原監督 (C) Kyodo News

◆ 9月23日の広島戦を最後に先発白星なし

 借金生活を余儀なくされている3位・巨人は、19日のDeNA戦を4-4で引き分け13試合未勝利。5日・ヤクルト戦から続く連敗ストップがまたしてもお預けとなった。

 巨人は2回に廣岡大志の2ランで先制し、主導権を握る試合展開になるかと思われたが、先発のメルセデスが毎回走者を背負う内容で、4回に二塁打3本を浴びてリード消滅。9月23日・広島戦の高橋優貴を最後に、21試合連続で先発投手に白星がつかない異常事態に陥っている。

 白星から遠ざかっている巨人の先発投手事情について、19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した江本孟紀さんは「ピッチングコーチが悪いんじゃないの。そんなことないか?わからないけどね、そりゃ負けますよ。先発投手が完投できない、5~6回で降りる、リリーフばっかり出てくる」と、ゲームメイクを任された投手が短いイニングで降板している状況を指摘。「打線も悪いですけど、これは大問題ですよ。この期に及んでね」と、順位確定がかかるシーズン最終盤に踏ん張れない投手陣への苦言を呈していた。

 高橋が白星を掴んで以降(計21試合)の投手成績を振り返ると、巨人の先発投手がクオリティースタート(QS=6イニング以上自責点3以下)をマークしたのは同期間リーグ最少の7度で、うち4回は菅野智之という駒不足が否めない状況。また、約半数の10試合は先発投手が5回持たずに降板しており、リリーフ陣への負担が増える悪循環に陥っている。

 先発投手陣の投球内容について、同番組に出演した齊藤明雄さんは「ものすごくプレッシャーを感じて投げているような感じがする。大胆さがないし、投げているんじゃなくて置きにいっているような投球に見えて仕方ない」と、投げっぷりのなさを指摘。試合中盤からスクランブル状態に陥っている投手運用についても「役割分担を決め直したほうが良いのではないか」と、再考の余地があるとの見解を示した。

 19日の引き分けでクライマックスシリーズ進出へのクリンチナンバーが「2」となり、4位・広島とのCS出場権争いは断然有利になったが、このところの戦いぶりを振り返ると課題山積。ポストシーズン進出を決めたとしても、投手陣の再整備が急務となっている。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

この記事を書いたのは

藤田皓己

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