2021.10.19 17:45 | ||||
埼玉西武ライオンズ | 2 | 終了 | 6 | 北海道日本ハムファイターズ |
メットライフ |
マウンドで5度宙に舞う
“平成の怪物”と謳われた西武の松坂大輔投手(41)が19日、現役最後の先発マウンドに上り、日本ハムの横浜高OBでもある近藤健介と対戦して降板。最後は5球を投じて四球という結果だった。
試合後には、松坂が場内を1周してスタンドのファンに感謝の意を示すと、日本ハムのベンチ前には栗山英樹監督と、松坂の後輩にあたる横浜高OBの近藤健介、淺間大基、髙濱祐仁、万波中正が松坂のTシャツを着て登場。一人ひとりと握手を交わすと、今シーズンの途中まで西武に在籍し、古巣ベンチの前でいの一番に出迎えた木村文紀ともガッチリ握手。
その後、西武の首脳陣、選手たちとも握手と言葉を交わし、ひとりマウンドへ。目に涙を浮かべながらプレートの土を払うと、マウンドに手を当てて「今までありがとう」と、感謝と別れの言葉を伝えた。
最後は、西武の選手たちと共に、木村と日本ハムの横浜高OBもマウンドでの輪に加わり、松坂を胴上げ。5度宙に舞った松坂は、スタンドからの鳴り止まない拍手に応えながらグラウンドを後にした。