◆ 泣いても笑ってもあと2試合
パ・リーグ首位のオリックスが楽天相手に逆転負けを喫し、2位のロッテに点灯しているマジックナンバーが「5」に現状した。
オリックスは先発の山﨑福也が2回、二死からの長短打で先制を許したが、5回に伏見寅威が起死回生の2ランを放って逆転。直後の6回表に二死満塁のピンチを背負ったところで山﨑福は降板となったが、後を受けた吉田凌が鈴木大地から三振を奪ってピンチを脱出した。 しかし、7回から登板した富山凌雅が失策も絡んで4失点。楽天に勝ち越しを許すと、打線は則本昂大の前に沈黙し、2−5で敗戦を喫した。
試合後、中嶋聡監督は「あまりチャンスも作れなかった。(則本は)最後の方はいっぱいいっぱいに見えたけど、捉えきれなかった」と振り返り、先発の山崎福については、得点直後にピンチを背負った部分を指摘しつつも「内容は良かった」と評価。最後は「もう何か言ったところであと2試合しかないんで、全力でやります」と、言葉に力を込めた。
泣いても笑ってもあと2試合。25年ぶりとなる歓喜の瞬間を迎えるためにも、残り2試合をチーム一丸、死に物狂いで勝ちにいくしかない。
取材・文=どら増田