ニュース 2021.10.22. 19:47

残り1試合で実現なるか!? オリックス・杉本が球団・生え抜き初の「3割30本塁打」へ

無断転載禁止
オリックス・杉本
2021.10.25 18:00
東北楽天ゴールデンイーグルス 0 終了 4 オリックス・バファローズ
楽天生命パーク

直近2年の達成者は巨人・坂本勇人のみ


 杉本裕太郎(オリックス)が32本塁打でパ・リーグの本塁打王争いトップを走っている。これはリーグ唯一の30本塁打超えで、2位の柳田悠岐(ソフトバンク)には4本差だ。

 「ラオウ」の愛称で親しまれている杉本は、今シーズンからレギュラーに定着して大ブレイク。青山学院大からJR西日本を経ての6年目だが、自己最多本塁打は2019年の4本塁打だった。そこから一気に頂点へ立とうとしている。

プロ野球を見るならDAZN!
>>1カ月無料トライアルはこちら<<

 これまでは当たれば大きいが穴も多いタイプだったが、現在の杉本は確実性が増し、本塁打だけではなく打率も残している点が魅力。すでに規定打席には到達しており、ここまで打率.302(474-143)はパ・リーグ4位。現時点では「強打者」の勲章とも呼ぶべき、「3割、30本塁打」をクリアしている。

 今シーズン、「3割、30本塁打」を成し遂げられそうな打者は、杉本の他には広島の鈴木誠也(広島)ひとりしかいない。

 昨シーズンは、新型コロナウイルスの影響もあり120試合制となったかことから達成者はひとりもおらず、2019年は坂本勇人(巨人)だけしかいなかった。

 あたりまえのことではあるが、それだけ「3割、30本塁打」を達成するのは難しいということでもあるだろう。


オリックスの日本人選手では門田博光が最後の達成者


 オリックス(前身球団含む)における過去の「3割、30本塁打」打者を振り返ってみると、2008年にカブレラが打率.315(504-159)、36本塁打で達成している。

 日本人選手では、オリックス元年でもある1989年に門田博光が、打率.305(406-124)、33本塁打で達成したのが最後だった。それから31年間にわたって誰も達成できなかったということになる。ただし門田は、南海から移籍してきた選手。生え抜き選手では、阪急時代となる1987年に、石嶺和彦が打率.317(495-157)、34本塁打を残して以来不在だ。

 阪急からオリックスに親会社が変わってからというもの、生え抜きの日本人選手にとっての「3割、30本塁打」は未知の領域だった。

 杉本にとって青山学院大の後輩にもあたる吉田正尚も、毎年のように目標として掲げているが達成できていない。2019年に、打率.322(521-168)、29本塁打の成績を残すもわずかに及ばなかった。

 オリックスはロッテと優勝争いをしていることもあり、今季最終戦となる25日の楽天戦も杉本がスタメン起用されることはほぼ間違いない。その試合で1本でもヒットを打てば6打数1安打でも3割以上となり、ノーヒットでも3打数以内であれば打率3割をキープすることが可能だ。

 もちろん最大の目標はリーグ優勝であり、個人成績は二の次だ。しかし、杉本が打てば、出塁すれば、それだけチームが勝利に近づくことも事実。自ら好結果を残し、チームと共に“有終の美”を飾れるのか注目だ。


<今シーズン成績>
・杉本裕太郎(オリックス)
133試合 打率.302(474-143) 32本塁打 83打点
※数字は2021年10月21日終了時点

────────────────────
※訂正とお詫び(2021年10月22日22時50分)
────────────────────
初出時、「4打数1安打以上」とありましたが、正しくは「4打数の場合は1安打以上」。同じ表現では「6打数1安打以上」でした。また、前所属の記載にも誤りがございました。
大変失礼いたしました。訂正してお詫び申し上げます。


ツイート シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西