19年、20年は中継ぎとして復活し、連覇に貢献
今シーズン限りでの現役引退を発表した巨人・大竹寛投手(38)が22日、ジャイアンツ球場でチームメイトらに感謝の挨拶を行った。
巨人は球団の公式ツイッターでこの模様を公開。大竹は、「今年で20年間の現役生活を引退することになりました」と報告し、球団関係者、監督・コーチ・スタッフ、チームメイトに向けて、「皆さんのおかけで、ジャイアンツにきて8年間、精一杯プレーすることができました」と感謝の意を示した。
大竹はさらに「ジャイアンツにきて一番の思い出は、初めてリーグ優勝できたことです。本当にいい経験ができました。最後は中継ぎの方までやらせていただいて、もう思い残すことはありません。この8年間、素晴らしい方に囲まれて野球ができたことを誇りに思います。本当にありがとうございました」と続け、仲間たちから労いの拍手を受けていた。
また、公式インスタングラムではファンに向けたメッセージ動画も公開し、多くのファンから惜別のコメントが届いている。大竹のメッセージは以下のとおり。
▼ 大竹寛投手からファンへのメッセージ
この度、20年間の現役生活を終えることになりました。
カープで12年間、ジャイアンツで8年間、たくさんの方に支えられてプレーすることができました。
ファンの皆さんの応援があったからこそ、プレーできました。ピッチングができました。その応援は一生忘れません。
これからは第二の人生になりますが、いろんな勉強をして、学んで、自分らしくしっかりと歩んでいきたいと思います。
皆さま本当にありがとうございました。
大竹は2001年に広島に入団し、05年には自身初となる2桁勝利をマークした。14年にFAで巨人へ移籍。先発投手陣の中心として期待された移籍初年度は9勝をあげるも、その後は度重なる怪我などで思うような結果は残せず。しかし、19年に中継ぎとして32試合に登板。防御率2.77をマークし、侍ジャパンにも選出。翌年20年にも29登板、防御率2.59とチームのリーグ2連覇に中継ぎとして貢献した。今季は故障もあり、1軍での出場はわずか3試合にとどまっていた。
通算成績は、375登板、1675投球回、102勝利、101敗、17セーブ、26ホールド、1186奪三振となっている。