ロッテ・佐々木朗希 (C)Kyodo News

◆プロ初の2桁奪三振の好投

 ロッテの佐々木朗希が日本ハム戦に先発し、6回2失点、11奪三振の好投。

 佐々木は、初回に先頭の淺間大基に対して7球全てストレートで空振り三振。4回には杉谷拳士、西川遥輝、近藤健介を3者連続三振に仕留めるなど、5回まで被安打1、9奪三振の快投。3点リードの6回、一死1、2塁の場面で近藤のセカンドゴロと高濱祐仁のタイムリーで2点を失ったものの、6回92球、被安打4、奪三振11、2失点と、負けられない試合で堂々のピッチングを披露した。

 23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した齊藤明雄さんは「味方にいいリズムを与えたいところで初回の投げっぷりの良さですよね」と初回の投球をポイントに挙げ、「淺間に対しては全球155キロオーバーのストレート。立ち上がりからこれだけ角度があったかなと思うくらいの上から投げおろすストレートの素晴らしいこと」と絶賛。「フォークボールも相当落ちていた。バッターにはストレートに見えたんじゃないですかね。コントロールもものすごくまとまっていたと思いました」とプレッシャーが掛かる大一番での快投を称えた。

 同じく解説を務めた立浪和義さんは「今年の開幕(初登板)の時よりも明らかに腕の振りが強くなっている。開幕当初はなんとなしに上体で投げているようなイメージがありましたけど、今は下の力が腕にしっかり伝わっていて躍動感がありますね。すごく成長したと思います」と、シーズン終盤で欠かせない戦力に成長した19歳の右腕を評価した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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