「精一杯プレーをしたので悔いはありません」
日本ハムは25日、谷口雄也選手(29)が今季限りで現役を引退することを発表した。谷口は球団を通じて「11年間、北海道日本ハムファイターズでプレーができて、本当に幸せでした」と語り、ファンへ感謝のメッセージを送った。
谷口は愛工大名電高から2010年のドラフト5位で日本ハムへ入団。3年目まではファームで鍛錬を積み、プロ4年目の2014年に72試合に出場すると、2016年にはキャリア最多の211打席に立ち、打率.254、1本塁打、7盗塁をマーク。
しかし、飛躍が期待された2017年春に右膝靭帯損傷の重症を負いシーズン全休の長期離脱。以降は一軍定着とはならず、11年目の今季は一軍7試合の出場で11打数1安打、ファームでも打率.244、3本塁打、18打点の成績だった。
引退を決断した谷口は「大きな怪我もあり長くは活躍出来ませんでしたが、たくさんのチャンスをくださった球団には感謝しています。今年に入り、体の状態も万全ではありませんでしたが、精一杯プレーをしたので悔いはありません」とコメント。
続けて「今までプレーをさせてくれた栗山英樹監督、コーチの皆さん、裏方さん、トレーナーさん、チームメイトの皆さん、本当にありがとうございました。そして北海道のファンの皆さん、鎌ケ谷のファンの皆さん、全国のプロ野球ファンの皆さん、11年間ありがとうございました」と、自身のキャリアに関わった周囲への感謝を口にした。
プロ11年間の一軍通算成績は271試合の出場で打率.240(580-139)、7本塁打、42打点、15盗塁。今季は同期入団の斎藤佑樹投手(33)も現役引退を決断し、2010年ドラフト組で残る日本ハムの現役NPB選手は西川遥輝選手(29)のみとなった。
谷口雄也選手・コメント全文
11年間、北海道日本ハムファイターズでプレーができて、本当に幸せでした。
大きな怪我もあり長くは活躍出来ませんでしたが、たくさんのチャンスをくださった球団には感謝しています。
今年に入り、体の状態も万全ではありませんでしたが、精一杯プレーをしたので悔いはありません。
一番の思い出は2016年に日本一になれたことです。
今までプレーをさせてくれた栗山英樹監督、コーチの皆さん、裏方さん、トレーナーさん、チームメイトの皆さん、本当にありがとうございました。
そして北海道のファンの皆さん、鎌ケ谷のファンの皆さん、全国のプロ野球ファンの皆さん、11年間ありがとうございました。