今季は9試合で防御率1.65、復活の兆し見せるも…
巨人は26日、野上亮磨投手(34)が今季限りで現役を引退すると正式発表した。
野上は神村学園高、日産自動車を経て2008年のドラフト2位で西武入り。先発ローテーションに定着した2012年以降は、計6年間で2度の2ケタ勝利を含む48勝をマーク。2017年には元「モーニング娘。」の石川梨華と結婚し話題になった。
同年オフに国内FA権を行使し巨人へ移籍。新天地でもローテの軸として期待されたが2018年の加入1年目は4勝止まり。2019年10月には左アキレス腱断裂の大ケガを負い、昨季はプロ12年目で初の一軍登板なしに終わった。
左アキレス腱断裂から復帰した今季は、4月2日のヤクルト戦(東京ドーム)に先発し605日ぶりとなる一軍登板。ロング救援で3回無失点と好投した4月27日のヤクルト戦(神宮)では史上359人目の通算1000投球回を達成した。今季は計9試合(16回1/3)に登板し防御率1.65。全盛期のような躍動感あふれるフォームで復活を印象づけたが、今度は右肩痛で長期離脱を強いられ引退を決断した。プロ13年間で通算254試合に登板し、58勝63敗4セーブ、防御率4.03。