釜元は前日の今季最終戦で猛打賞
ソフトバンクは26日、髙谷裕亮選手(39)と川島慶三選手(38)、釜元豪選手(28)に来季の選手契約を結ばない旨を通達したと発表した。
川島は2005年の社会人ドラフト3位で日本ハムに入団し、ヤクルトへのトレード移籍を経て、2014年途中からソフトバンクに加入。在籍した8シーズンは絶対的レギュラーではなかったものの、内外野を守れるユーティリティープレイヤーとして、しぶとい打撃でチームに貢献してきた。今季は56試合で打率.239、2本塁打、11打点の成績。チームの兄貴分としてベンチでも存在感を示していたが、キャリア初の非情通告を受けた。
髙谷は2006年の大学生ドラフト3位でプロ入り。2015年の93試合がキャリアハイの出場で、正捕手奪取とはならなかったものの、近年は甲斐拓也のバックアッパーとして扇の要を支えた。今季は20試合に出場して打率.235(17-4)。先発起用こそ6試合にとどまったが、終盤の守備固めとして役割を全うした。
釜元は西陵高から2011年の育成ドラフト1位で入団し、2015年シーズン途中に支配下昇格。今季は9月14日に初めて一軍登録され、先発出場した10月24日・楽天戦で4打数2安打、今季最終戦の25日・ロッテ戦でも6打数3安打の活躍を見せていた。一軍通算成績は145試合の出場で打率.222(216-48)、5本塁打、16盗塁。プロ入り10年目のシーズンを終え、キャリアの岐路に立たされることになった。