3選手には育成契約を打診
楽天は26日、牧田和久投手(36)、引地秀一郎投手(21)、福森耀真投手(24)、菅原秀投手(27)、佐藤智輝投手(21)、足立祐一捕手(32)、下妻貴寛捕手(27)、下水流昂外野手(33)に来季の選手契約を結ばない旨を通達したと発表。なお、引地、福森、佐藤の3選手に関しては育成契約を打診している。
2010年のドラフト2位で日本通運から西武に入団した牧田は、1年目から22セーブを挙げて新人王に輝き、翌年には先発として13勝をマーク。その後も先発やリリーフとして活躍し、17年オフにポスティングでMLBのパドレスへ移籍した。19年オフに自由契約となり、2年契約で楽天に加入。昨季はチーム最多の52試合に登板してブルペンを支えたが、今季は17試合の登板にとどまっていた。
牧田は今回の通告を受け、「今年は一軍での登板が少なく、その中で結果を出せていませんでした。二軍で良くてもなかなか呼ばれない状況だったので、連絡を受けて「そうだよな」と思いました」とコメント。球団の判断を冷静に受け止めつつ、「身体、気持ちともにまだまだできると思っていますので、チャンスがあれば現役続行したいと思っています」と述べ、現役続行に意欲を見せた。
そのほか、今季限りでチームを去る各選手のコメントは以下のとおり。
▼ 牧田和久投手
今年は一軍での登板が少なく、その中で結果を出せていませんでした。
二軍で良くてもなかなか呼ばれない状況だったので、連絡を受けて「そうだよな」と思いました。
でも、身体、気持ちともにまだまだできると思っていますので、チャンスがあれば現役続行したいと思っています。
イーグルスでは2年と短い間でしたが、本当に野球がやりやすい環境で、良い仲間、スタッフ、ファンに出会えて良かったです。
本当にありがとうございました。
▼ 菅原秀投手
今後はまだ考えていません。
5年間で一番印象に残っているのは2019年の先発の塩見さんの代わりに緊急登板した試合です。
少し前から塩見さんに言われていたので心の準備はしていたのですが、すごく緊張したのを覚えています。
でも、足にボールが当たったおかげで緊張がなくなり、先発初勝利を挙げることができました。
1年目以降、ほとんど貢献できなかったのですが、そのなかでも応援していただいたのは感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
▼ 足立祐一投手
6年間、期待してもらいながら、なかなか期待に応えられなかったのに、ここまでやらせていただき本当に感謝しています。
一番印象深いのは2019年のCSをかけた千葉ロッテとの直接対決で勝った試合です。
その後、CSに行けたのですが、則本と組んで2-0で勝ったあの試合は今でもよく覚えています。
期待に応えられないなかでも変わらず応援をしていただいたイーグルスファンの皆さんには感謝しています。
6年間、本当にありがとうございました。
▼ 下妻貴寛投手
今後はまだ未定です。
いろいろな人に支えられてやって来れた9年間でした。
印象に残っているのは、昨年、一軍で初ホームランを打って試合ですね。
それと、岸さんにはお世話になったというか、バッテリーを組ませていただいたことで一軍で頑張れるポジションを与えていただきました。
東北出身の人間として東北のチームでプレーできたのは嬉しかったですし、東北人の誇りを胸に頑張って来ることができました。
9年間、二軍生活の方が長かったですけど、良い時も、悪い時も、熱い応援をしていただき本当にありがとうございました。
▼ 下水流昂選手コメント
チームの力になれず申し訳ありませんでした。
それでも温かい声援をいただき、感謝しています。
今後はまだ未定ですが、また新たな目標に向かって日々精進していきます。
本当に応援ありがとうございました。