特別表彰を受けた大谷翔平(左)とマンフレッドコミッショナー(右)

◆ ニュースター誕生「完璧なタイミング」

 エンゼルスの大谷翔平選手(27)は26日(現地時間27日)、MLB機構からコミッショナー特別表彰を受けた。

 コミッショナー特別表彰は偉業を成し遂げた選手やチームを称えるもので、日本人選手では2005年に262安打を放ち年間最多安打記録を更新したイチロー(マリナーズ)以来、MLB全体でも2014年のデレク・ジーター(ヤンキース)以来7年ぶりの快挙となった。

 2015年からコミッショナーを務めるロブ・マンフレッド・コミッショナーは、就任後に一度も特別表彰をしたことがなかったが、「2021年の歴史的な功績は2021シーズンに表彰することが重要だった」と、二刀流で旋風を巻き起こした大谷が特別表彰に値したことを強調。

 MLB機構としてはロンドンでの公式戦開催など、国外での野球普及を目指していたなか、コロナ禍に見舞われた背景もあり、「ショウヘイのような国際的なスターが登場することは、我々にとって完璧なタイミングだった」と、“二刀流スター”大谷の存在が野球振興に大きな可能性をもたらしたと話した。

 受賞会見に出席した大谷は、ファンやチーム関係者などに感謝を述べ、「毎年ある賞でもないですし、本当に光栄なこと。自分でいいのかなという思いもありますけど、本当に嬉しく思っています」と喜びを口にした。

 今季の大谷は投手として23試合に登板し9勝2敗、防御率3.18をマークし、打者としても打率.257、46本塁打、100打点、26盗塁を記録。開幕前は二刀流での出場に懐疑的な意見が寄せられていたなか、本塁打王争いに食い込む活躍を見せ、リーグMVPの筆頭候補にも挙げられている。

▼ 過去のコミッショナー特別表彰
・1998年 カル・リプケン・ジュニア
・1998年 マーク・マグワイア
・1998年 サミー・ソーサ
・2001年 バリー・ボンズ
・1998年 リッキー・ヘンダーソン
・2001年 トニー・グウィン
・2001年 シアトルマリナーズ
・2004年 ロジャー・クレメンス
・2005年 イチロー
・2006年 ロベルト・クレメンテ
・2007年 レイチェル・ロビンソン
・2011年 ケン・グリフィー・ジュニア
・2013年 マリアノ・リベラ
・2014年 ビン・スカリー
・2014年 デレク・ジーター
・2021年 大谷翔平

この記事を書いたのは

藤田皓己

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