代打安打31本の日本記録に王手も…
ヤクルトはリーグ優勝から一夜明けた27日、代打安打の日本記録まであと1本に迫っていた川端慎吾選手(32)を出場選手登録から抹消した。
今季の川端は代打の切り札として活躍し、代打打率.370の驚異的なハイアベレージを記録。代打打点は若松勉氏が持つ球団記録に並ぶ「18」をマークし、代打安打は真中満氏が持つプロ野球記録の「31」に王手をかけていた。
チームは優勝を決めたものの今季2試合を残しており、川端には記録更新の可能性もあったが、27日付で登録を抹消。再登録がクライマックスシリーズ開幕日の6日以後となるため、新記録樹立は来季以降に持ち越しになった。
27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に番組MCとして出演した真中さんは、自身が持つ日本記録を塗り替えられる可能性がなくなり、「僕はいつも川端の打席を見るとドキドキするんですけど、楽しみにしていたのに抹消されて、寂しい思い」と率直な思いを吐露。「僕は本当に出てほしかった。野球を見て久しぶりにドキドキしたのが川端の打席だった。本当に残念」と、愛弟子でもある川端の抹消についてコメントした。
また、健在ぶりを示した安打製造機に「まだ34歳なので、来年は代打じゃなくてスタメンで出てほしい」とレギュラーポジション奪取の期待を寄せつつ、「故障じゃなければいいですけど、ちょっと心配です」と身体の状態を気遣っていた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』