ニュース 2021.10.29. 06:44

セ・リーグCSを展望『プロ野球ニュース』解説陣の見解は…?

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プロ野球セ・リーグで6年ぶり8度目の優勝を決め、胴上げされるヤクルト・高津臣吾監督 (C)Kyodo News

10差で阪神リードも「巨人が怖い」


 セ・パともに上位3チームの順位が確定し、11月6日から始まるクライマックスシリーズ(CS)の日程が決定。28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、高木豊さんと真中満さん、立浪和義さんが出演し、各チームのキーマンを上げながら、CSの戦いについて展望した。

 セ・リーグのCSファーストステージは甲子園での“伝統の一戦”という顔合わせになったが、2位・阪神は離脱者続出のなかでの戦いを強いられ、3位・巨人も大型連敗もありながらの借金フィニッシュという、決してチーム状況が良くない流れでレギュラーシーズンを終えることになってしまった。

 それでも、全日程を終えた両チームの間には10ゲームもの差がついており、対戦成績も13勝9敗3分で阪神がリード。ホームで戦う阪神が優勢かと思われたが、真中さんは「心配だった丸(佳浩)が当たり始めた」と主軸に復調の兆しが見えていた点に言及し、「ジャイアンツに分があるイメージ」とコメント。立浪さんも同様に「巨人がちょっと怖い存在になるのかなと思う」との見解を示し、高木さんは「短期決戦はミスが怖いんですよね。阪神にミスが出なければいいですけど」と、リーグ最多86失策を記録した阪神の不安も指摘した。

 解説陣が“下克上”の可能性を示唆している巨人の打のキーマンについては、シーズン最終盤に状態を落としていた坂本勇人の名前が挙がり、立浪さんは「もう絶対にやってもらわなきゃいけない選手。今年はオリンピックでもそうでしたけど、こういう舞台は強いですからね。丸選手と坂本選手の調子が上がってこれば、巨人は力のある選手が多いですから。絶対に活躍しなきゃいけない選手」とチームキャプテンの復調を期待。真中さんも「坂本がどうするかでクライマックスも決まってしまう気がする。丸は吹っ切れて状態を戻した気がした。あとは坂本ですよね」と話していた。

 対する阪神の打のキーマンについて、真中さんは大山悠輔の名前を挙げ、「終盤は調子が悪くてスタメン外れたりありましたけど、そんなこと言ってられない。CSは大山が爆発しないと乗り越えられないかなという感じがしてしまう」と、こちらも不振にあえぐキャプテンの復調が鍵を握るとの見方を示した。

 阪神は前半戦の躍進を引っ張ってきたサンズや佐藤輝明が不振に陥り、近本光司も最終盤に故障離脱。シーズン途中から4番に入ったマルテの状態も下降線をたどってシーズンを終えていた。大山には自身の復調はもちろん、負けられない短期決戦での起爆剤としての働きも求められそうだ。


真中氏「キーマンは山田哲人」


 6年ぶり8度目のリーグ制覇を成し遂げヤクルトは、2年連続最下位に沈んでいたチームを、就任2年目の高津臣吾監督が見事に立て直して優勝。シーズン途中まで背中を追いかけていた阪神と巨人の勝者を、ホーム・神宮で待つことになった。

 今季のヤクルトは4月下旬から合流した新助っ人のオスナとサンタナが打線に厚みをもたらし得点力アップに成功。交流戦の直前から「1番」に定着した塩見泰隆の働きも光ったが、解説陣が打線のキーマンに挙げたのはチームの顔とも言えるクリーンナップの2人だった。

 真中満さんは「村上はほとんど打ちそうな気がしてきました(笑)」とのことで、山田哲人をキーマンにピックアップ。「1、2番の出塁率も高いですし、山田が繋いだらかなり良い展開になるのでは。キャプテンですしね、引っ張って欲しい」と、打線の中心としての働きを期待した。

 一方で立浪さんは「村上選手が極端にブレーキになったりしなければ。当然打つとは思うんですけど、意外と打てない時期があったりしましたから。村上選手が怖い存在でずっといれば、山田選手だったり、まわりが機能しますから」と、“4番”の健在ぶりが打線の鍵を握るとの見解を示した。

 この日番組に出演していた解説者3名は、いずれも“ヤクルトの日本シリーズ進出”を予想。前回優勝時の2015年は、CSファイナルステージで巨人を下し日本シリーズに進出しているが、今回も日本一への挑戦権を得ることができるか。高津ヤクルトの戦いに注目だ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』


▼ CSファーストステージ・日程
11月6日(土)神vs.巨 甲子園 14時開始
11月7日(日)神vs.巨 甲子園 14時開始
11月8日(月)神vs.巨 甲子園 18時開始
※3試合制・2戦先勝

▼ CSファイナルステージ・日程
11月10日(水)神宮 18時開始
11月11日(木)神宮 18時開始
11月12日(金)神宮 18時開始
11月13日(土)神宮 18時開始
11月14日(日)神宮 18時開始
11月15日(月)神宮 18時開始
※6試合制・4戦先勝
※1位ヤクルトに1勝のアドバンテージ

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