藤本新監督を現場でもサポート
ソフトバンクは29日、王貞治取締役会⻑(81)が同日から「特別チームアドバイザー」に就任することを発表した。肩書は「取締役会長兼特別チームアドバイザー」となる。
今回の特別チームアドバイザー就任について、三笠杉彦取締役GMは「藤本新監督の下で新しい体制が始まるわけですが、しっかりバックアップしてやっていきたいというところで、以前から王会長には現場に出ていただいてアドバイスを送っていただいておりましたが、より一層チームにいろんなアドバイスを行っていただきたい」と述べ、新たなポジションを設置した理由を説明した。
一方、王貞治取締役会長兼特別チームアドバイザーは「監督・コーチとの接触を含め、選手たちにも今まで以上に気がついたことを色々と声をかけていきたい」とコメント。さらに、「一番大事なのは試合でどうするか」であると主張。結果が伴わないとプロとしては評価されないことを指摘し、「全ての選手が試合でどうするかをもう少し考える必要があると感じている。それを選手たちに伝えていきたい」との思いを口にした。
また、「成績を残している選手と、能力があるけれど結果が伴わない選手は、試合での戦い方を考えたほうがいい。今までよりはもう少し突っ込んだ形で選手たちと話をしていきたい」と続け、戦力の底上げに向けて一皮剥けきらない選手たちへのアドバイスに意欲を見せた。