下克上の再現なるか!?
30日にパ・リーグの全日程が終了し、最終的な順位が確定。最終戦で最下位の日本ハムが勝利を収めたことで、最後の最後で西武が最下位に転落した。
これが実に42年ぶりの最下位という不名誉な結果に終わってしまったが、30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた高木豊さんは「今年に限っては、そんなに順位を気にしていなかったと思う」との見解を示した。
高木さんは、「辻監督の留任が決まって、来季に向けてピッチャーも育ってきて、山川も上り調子で終わっている。この最下位という結果より、来季が楽しみという方が強い。ドラフトも大成功だった」と続け、髙橋光成、松本航、今井達也といった先発陣の成長や、今季苦しんだ主砲の復調、さらには課題だった先発左腕の候補として、ドラフトで隅田知一郎(西日本工大)と佐藤隼輔(筑波大)を指名できたことなどをポジティブな要素に挙げた。
さらに、今季のオリックスの躍進を引き合いに出し、「来季も最下位からの優勝もあるなと今から思っている」と主張。さらに、「(負傷離脱した)若林も復帰してきて、山川も打つようになる。外国人も補強する。隅田が投げる。いいことづくめ」と述べ、来季の優勝候補に挙げるなど、逆襲に期待を寄せていた。
また、同じく解説を務めた谷沢健一さんも、「辻監督がいいのは、若い選手の特性を殺さないところ。多少失敗してもいきなり怒らない。選手が伸び伸びと成長してくる。留任は正解だと思う」と語り、逸材も多く、高木さんと同じく来季に向けて期待できるとの見解を示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』