西武には“初入団”「チーム強化に貢献したい」
西武は2日、日本ハムなどで活躍したフェルナンド・セギノール氏(46)と国際業務担当(駐米)の契約を結んだと発表した。
セギノール氏は1998年にモントリオール・エクスポズ(現:ワシントン・ナショナルズ)でメジャーデビューし、2001年オフにオリックスと契約し来日。その後はヤンキース、日本ハム、楽天など日米球界を渡り歩き、2011年に現役を引退した。
現役時代はNPB通算172本塁打のスイッチヒッターの長距離砲と鳴らしたが、引退後は巨人を始め日米の複数球団で国際スカウトを歴任。中南米も含め多方面にパイプを持つセギノール氏の人脈が、西武の“補強ポイント”とも合致したとみられる。
セギノール氏について、渡辺久信GMは「日本の野球を複数球団で経験していますし、よく日本の野球を理解しています。日本にアジャストする選手を見る目があると思いますし、その点からこのたびの契約に至りました。また彼はアメリカ、中南米に多くのパイプがあります。セギノールは、人間的にも大変すばらしいですし、そういったエリアの人たちともしっかりコミュニケーションを取りながら、ライオンズに貢献してくれると思います」と球団を通じてコメント。
セギノール氏は「伝統ある埼玉西武ライオンズの一員となり大変光栄です。常勝チーム再建と日本一奪回を達成し、ライオンズファンの皆さまに喜んでいただくことが目標です。そのために中南米各国との関係強化、および選手発掘に尽力し、チーム強化に貢献したいと思います」と意気込みを口にした。