ニュース 2021.11.08. 17:58

直球の回転効率が「爆上がり!」 中日・柳裕也の“躍進の原動力”とは?

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中日・柳裕也

平均球速142キロでセ・リーグ投手2冠


 スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」で配信されている番組『野球トレンド研究所』が、11月に入り番組をリニューアル。

 MCを務める人気野球YouTuberのトクサンがプロ野球選手にインタビューし、そこで得たスキルを実際にトクサンが実践してみる「トレンドプラクティス」という新コーナーがスタートした。

 その初回に登場したのが、セ・リーグ投手部門で防御率と奪三振の投手2冠に輝いた中日の柳裕也投手(27)。ストレートの平均球速は142キロと、決して剛速球の部類には入らない男が、なぜリーグダントツの168個もの三振を記録できたのか…。トクサンが奪三振王の投球の極意に迫った。


 番組内でストレートの握り方を問われた柳は「ちょっと深いですよね」と口にしながらも、ボールの縫い目に人差し指と中指の第一関節をかける握り方を披露し、「ここ(指がボールに接地する時間)が長いほうが押し込む時間が長くなる」と、自他共に認める“深さ”の理由を説明。



 これまで「指の腹をかけて投げてきた」というトクサンは、実際に指の第一関節をかける“柳流”に挑戦すると「うわー!投げづら!」と、違和感を口にしていたものの、投げているボールの回転を解析していくと、回転軸が変化しホップ成分が倍以上にまで向上。ストレートの回転効率が大幅にアップしていた。

 この結果にはトクサンも「爆上がりですね!自分で投げていても、もうひと伸びいってる感じがあった」と驚きの表情。「平均球速140そこそこでも奪三振王ですから…。答えがあります。絶対そうです。これだ!これは真似できますよ!」と視聴者に呼びかけた。

 また、今季の柳はカットボールとスライダー、チェンジアップの3球種が、セ・リーグで“最も打たれなかった”被打率1位(※10月31日時点)に浮上。中でも「今年から自在に投げられるようになった」というチェンジアップについては特に手応えを感じていたようで、投手2冠への原動力になったことを明かしていた。

 DAZNで配信している『野球トレンド研究所 #31』では、柳の新たな宝刀・チェンジアップの誕生秘話や投げ方、体重移動に関する独特な感覚など、投球の極意に接近。柳本人の感覚論と、実践してみたトクサンの感想を通して、投手2冠王の秘密に触れることができる。

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