2021.11.11 18:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 5 | 終了 | 0 | 読売ジャイアンツ |
神宮 |
2戦連続のマルチ安打で勝利呼び込む
6年ぶりの日本シリーズ進出へ、王手をかけた。ヤクルトは11日、神宮球場で巨人を相手に『JERAクライマックスシリーズ セ』ファイナルステージ第2戦に5-0で勝利。先発の高橋奎二は粘りの投球で6回102球を投げて2安打無失点。8三振を奪う力投を演じた。
打線はツバメのリードオフマンが連日輝きを放った。巨人先発の菅野から追加点を奪いたい6回、二死満塁から代打の川端慎吾が押し出しの四球を選ぶと、なおも満塁の好機で1番・塩見泰隆が左中間を破る走者一掃の三塁打。
塩見は「川端さんが粘って1点を取ってくれて気持ちがすごく楽になりました。追い込まれてましたが、自分も粘って後ろにつなぐ意識でコンパクトに打ちました。川端さんに感謝です」とコメント。負けられない巨人を崖っぷちに追い込む一打を振り返った。
「ボールを長く見て一発でバットを出す」ことを心がけ、それが好結果を生み出していると塩見。明日以降も「積極性を忘れずに攻めていく」と誓った。
高津臣吾監督は塩見に対して「思い切りプレーしてくれている。それがいま良い結果につながっている」とたたえた。指揮官として迎える初めての日本シリーズまであと1勝。明日、一気に決める。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)