ニュース 2021.11.12. 06:59

連敗で崖っぷちの巨人…試合を分けた“6回裏”、池田親興氏が挙げた「4つのポイント」とは…?

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中4日で力投した菅野だったが… (C) Kyodo News

中4日でエース投入の勝負手も…


 『JERAクライマックスシリーズ セ』ファイナルステージの第2戦が11日に神宮球場で行われ、巨人は0-5で敗戦。

 連敗でアドバンテージを含めた対戦成績が0勝3敗となり、日本シリーズ進出のためにはひとつの引き分けも許されない、まさに“崖っぷち”の状態となっている。




 この日はエース・菅野智之がファーストステージ第1戦から中4日で登板。

 5回まで1失点の力投を見せながら、球数100球を超えた6回裏につかまって4失点…。

 最終的な投球内容は5回2/3を投げて113球、被安打は5も与四球が5つ、6奪三振で5失点。自責点は1と守備のミスに足を引っ張られた部分もあったが、チームを勝利に導くことはできなかった。



 11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した池田親興氏は、この日の勝負を分けた“6回裏”に関して「4つのポイント」を挙げながら解説する。


ポイント1:村上の先頭出塁


 池田氏がまず挙げたのが、「先頭・村上宗隆のレフトへの二塁打」。

 「初回こそきれいに立ち上がった菅野だったんですが、6回までに4回も先頭打者を出してしまった。それでは球数も増えてしまう」と振り返り、ただでさえ中4日という厳しい戦いのなか、走者を背負う展開がボディブローのように消耗度を高めていた点に注目。

 加えて、「左打者の内側/右打者の外側を狙った球が中に入って来てしまうのも気になった。さらに決まったと思った球もボールと言われてしまい、なかなか自分のリズムが掴めなかった」と、この日の苦闘を分析した。


ポイント2:守備のミス


 つづいて池田氏が挙げたのが、「守備のミス」。

 ひとつ目のポイントで「村上の二塁打」を挙げたが、実はこの時、左中間への鋭い打球に左翼手のゼラス・ウィーラーがギリギリ追いつくかと思われたところ、スライディングキャッチを試みて失敗。ボールが転々とする間に村上が二塁に進んでいた。

 この場面について池田氏は、「(記録上)エラーになっていなかったが、ウィーラーのミス」と語り、さらに続くドミンゴ・サンタナの平凡な遊ゴロと思われた打球を、今度は遊撃手の坂本勇人が悪送球。ミスにミスが重なって広がったピンチだったのだ。

 坂本の守備については、「あれは一塁の中島(宏之)が手を伸ばして捕れない距離だったかな、という思いも。一塁手がベースから離れるということは、送球がズレていて走者と交錯してしまうという部分もあったとは思うが…」とコメント。

 ともかく、2つのミスが力投のエースをさらに苦しめる要因となったことを強調した。


ポイント3:申告敬遠


 失策で無死一・二塁となった後、中村悠平には犠打を決められて一死二・三塁のピンチ。

 ここで巨人ベンチから原辰徳監督が飛び出し、直々にマウンドへと向かった。

 内野陣と言葉を交わした後、仕切り直して一死二・三塁、打者・西浦直亨で試合が再開されようとしたところ、原監督がベンチから申告敬遠を宣言した。


 このシーンについて池田氏は「菅野の表情を見ると、監督が伝えた言葉と結果が違ったようにも見えたんですよね」と解説。たしかにこの時、原監督が敬遠を告げた後、中継カメラがとらえた菅野は苦笑いのような表情を浮かべている。

 池田氏はつづけて、「西浦の次は9番の高橋奎二(投手)だったとはいえ、代打の川端慎吾が出てくるのは見えていたはず。ピッチャーからすると、満塁にすると投げづらいというところがあるので、どうだったのかなと」と、元投手の視点から菅野の心境を推察した。


ポイント4:ヤクルトの流れ


 そして最後に池田氏が挙げたのが、勢いに乗るヤクルトの流れ。

 満塁で川端に押し出しを与えた後、なおも満塁で打席には塩見泰隆。原監督はここも菅野に託したが、2ボール・2ストライクから速球を左中間に弾き返され、これが走者一掃の3点適時三塁打に。


 この場面について池田氏は「ここもアウトコースに投げたかった球が内側にズレてしまった」と、この試合を通して苦しんでいたコントロールのミスが勝負所で出てしまった点を指摘。

 「決してかんたんな球ではないんですけど、もっとしっかりアウトコースに投げたかった場面」としつつ、「詰まらせていますが、ここは好調・塩見がうまく捌きましたね。こういう場面で調子の良い打者に回ってくる、ヤクルトの巡り合わせの良さも感じました」と、最後は前日からつづく“勢いの差”が出たのではと振り返った。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』



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