ニュース 2021.11.12. 14:56

秋の九州王者は九州国際大付 決勝でも自慢の打線が爆発、大島は粘り及ばず

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【第149回・九州地区高校野球大会決勝】
● 大島 6 - 12 九州国際大付 ○
<11月12日 鹿児島・平和リース>

 秋季高校野球九州大会(第149回九州大会)の決勝戦が12日に行われ、九州国際大付(福岡1位)が大島(鹿児島1位)を下し、3年ぶり3度目の九州大会優勝を決めた。九州国際大付は各地区王者が集結する明治神宮大会(11月20日開幕)に出場。初戦で北海道大会を制したクラーク記念国際と対戦する。

 九州国際大付は初回、1年生4番・佐倉の右犠飛で先制。2回は二死から、9番・隠塚、1番・黒田、2番・中山の3連続適時打で4-0とし、さらに押し出し死球で5点目を奪ったあと、6番・白井の左越え満塁弾で一挙8点のビッグイニングとした。

 3回以降も得点を重ね、計15安打12得点で大島投手陣を攻略。この試合でも自慢の打線が爆発し、13-0の準々決勝・明豊(大分1位)戦、12-2の準決勝・長崎日大(長崎2位)戦に続き、3試合連続で2ケタ得点を記録した。投げては先発の野田が7回1失点と好投。9回に大島打線の反撃を受けたが、最後はエースの香西が締めた。

 鹿児島県大会から快進撃を続ける大島は、投手陣が崩れ初の九州王者とはならず。それでも11点を追う9回、途中出場・美島の左越え3ランなどで5点を返し、驚異的な粘りで観客を沸かせた。

 準々決勝の興南(沖縄1位)戦まで3戦連続完投中(計467球)だった来秋ドラフト候補の左腕エース・大野は、1週間で500球の投球制限もあり準決勝の有田工(佐賀2位)戦に続き登板回避。それでも「1番・中堅」でフル出場し、5打数3安打2得点を記録するなどバットでチームを牽引した。
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