先制点を呼び込むチャンスメイク

　ロッテの和田康士朗が12日、　『2021 パーソル クライマックスシリーズ パ』ファイナルステージ3戦目のスタメンに抜擢され、結果で応えた。

　第1戦、第2戦ともに完封負けを喫し、第3戦は大幅に打線を組み替えたロッテ。和田は「2番・中堅」でCS初スタメン出場を果たすと、0－0で迎えた3回、一死から1番・荻野が投手強襲の内野安打で出塁し、和田に打席が回る。

　すると、オリックスの先発・山﨑颯一郎が投じた高めの直球を捉えた打球は逆方向へ伸び、左越えの二塁打となった。この一打で二、三塁とし、続く3番・中村奨吾の先制犠飛を呼び込んだ。

　「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeでは、「【一死一塁】和田康士朗『迷いなきフルスイング切り拓いた！！』」と題し、和田の打席を紹介。ファンからは、「これを待ってた！」、「次はプロ初ホームランが見たい」というコメントが寄せられていた。和田と言えば、今季盗塁王に輝くなどスピードが何よりの持ち味だが、バッティング面での期待の声が多くあがっていた。