ニュース 2021.11.14. 14:47

16連勝中の山本由伸vs.得点力12球団1位のヤクルト打線 DHの使い方にも注目

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ヤクルトの山崎晃大朗(左)と 宮本丈

5月28日の交流戦は7回2失点の山本に軍配


 6年ぶりにセ・リーグを制し、CSファイナルステージでは巨人を3勝0敗1分け(優勝アドバンテージ1勝含む)で退けたヤクルト。20日に開幕する日本シリーズではパ・リーグ王者のオリックスと対戦することが決まった。

 第1戦の先発は10日のCSファイナルステージ初戦で完封勝利を挙げた2年目・奥川恭伸の先発登板が決定的と言われている。対するオリックスの先発は山本由伸が濃厚。若き右腕同士の投げ合いは今シリーズの最大の見どころだ。

 ヤクルトとしては奥川を援護するためにも、レギュラーシーズンから16連勝中と難攻不落の山本を打ち崩す必要がある。京セラドーム大阪で開催される初戦は指名打者(DH)制。野手陣は優勝がかかったシーズン終盤はほぼ不動のスタメンで戦ってきたが、指名打者枠の使い方は山本攻略の重要なポイントと言えるだろう。

 2年ぶりに再開された今季の交流戦ではパ・リーグ本拠地で9試合を消化した。その際は正右翼手のサンタナを7試合、正左翼手の青木宣親を1試合、それぞれ指名打者で起用。空いた外野のポジションに山崎晃大朗と太田賢吾が互いに3試合、宮本丈は2試合入り、もう1試合は内川聖一がそのまま指名打者として起用された。

 京セラドーム大阪で行われた5月28日のオリックス戦で山本と対戦しており、試合には2-9で敗れ山本に7回2失点に封じられたものの、3回に7番・サンタナ、8番・山崎が連打、4回は5番・オスナ、6番・青木、7番・サンタナの3連打で2点を奪うなど見せ場は作った。ちなみに今季の交流戦での敵地戦は、PayPayドームでソフトバンクに3連勝するなど5勝4敗と勝ち越し。DH仕様の打線が機能した。

最終戦で衝撃の“栗林撃ち”。キーマンに挙げたい宮本丈


 繰り返しになるが、ヤクルトとしては山本の連勝を止め一気にシリーズの流れを呼び込みたいところ。タイトル主要4冠を総なめし日本のエースにまで登りつめた23歳を攻略するのは容易ではないが、ヤクルト打線は今季12球団で唯一の600得点超え(625得点)を記録。チーム打率はリーグ3位の.254だが、同出塁率は1位の.333。打つだけではなく選球眼の良い打者が揃っているのが燕打線の特徴だ。

 規定打席をクリアした選手の中で、チーム内の出塁率上位は村上宗隆.408、山田哲人.370、中村悠平.360、塩見泰隆.357の順。青木は.335と例年に比べ低かったものの、NPB通算では.398と選球眼の良さは誰もが知るところだ。コロナによる合流遅れの影響もあり規定にあと25打席届かなかったサンタナも.366と高い。

 同じく規定打席には達していないものの、今季もチームに欠かせないサブプレイヤーとしてチームを支えた宮本丈は、62試合の出場で出塁率.395を記録。打率も.286、OPSは781と他球団ならレギュラーを張れる26歳。シーズン最終戦となった1日の広島戦では9回に今季1号となる豪快な右越えソロを放ち、これが広島の新守護神・栗林良吏にとってプロ初被弾となった。

 3試合で終了したCSファイナルステージは1打席のみ(結果は投犠打)の出場だったが、DH制の敵地戦が最大4試合行われる日本シリーズでの出番は確実に増えるだろう。仮に宮本がスタメンに組み込まれれば、レギュラーシーズンからポストシーズンにかけ現在18イニング連続無失点中の山本攻略により期待が膨らむ。

 山崎も5月の交流戦で山本から安打を放っており、レギュラー陣の当日のコンディションや守備のバランスを考慮すれば第1戦スタメンの可能性は十分にある。今回は本拠地・神宮球場が使えず最大3試合のホーム開催を東京ドームで行うヤクルトだが、打高投低のチームバランスを考えれば5勝4敗で勝ち越した交流戦のように、最大4試合ある敵地戦が優位に働く可能性もある。まずは第1戦、難敵・山本に対し高津臣吾監督がどんなオーダーを組むか注目だ。

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