ニュース 2021.11.17. 07:14

広島、鈴木誠也が移籍なら後釜どうなる? 6年連続3割25本塁打の圧倒的存在感

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広島・鈴木誠也 (C)Kyodo News

海の向こうから熱視線


 広島が鈴木誠也選手(27)のポスティングシステムによるMLB移籍を容認した。今後は正式な手続きを経たうえで、入札の意思があるMLB球団と交渉を行い、移籍を目指すことになる。

 鈴木は二松学舎大付高から2012年のドラフト2位で広島に入団。プロ入り3年目の2015年に台頭し、翌2016年には流行語大賞を受賞した「神ってる」活躍で、球団史上25年ぶり7度目のリーグ優勝に貢献した。

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 2016年シーズンからは6年連続で打率3割・25本塁打以上を記録し、王貞治と落合博満に次ぐ史上3人目となる快挙を達成。今季はキャリアハイを大幅に更新する38本塁打を放ち、自身2年ぶりとなる首位打者と最高出塁率のリーグ2冠に輝いた。

 昨オフに菅野智之が巨人に残留したように、移籍交渉が決裂した場合には残留する可能性も残されているものの、現地報道ではレンジャーズ、レッドソックスなど移籍先候補の具体的な球団名も出てきており、争奪戦となる見込み。

 広島は鈴木の功績を称え、夢を後押しする格好をとったが、移籍が成立した場合の戦力ダウンは必至。大黒柱が抜ける損失はあまりに大きく、チーム全体でカバーしていく必要がある。


若鯉台頭の2021年…来季以降の“後継者”候補は?


 今季の広島はオールスター前の時点で借金12を抱える5位に沈んでいたが、後半戦は2カ月連続で月間MVPを受賞した鈴木を先頭に、上位チームを脅かす存在に変貌。不振に陥った3位・巨人と2ゲーム差にまで詰め寄る巻き返しを見せた。

 活きが良い若鯉集団と化したチームの象徴だったのが、鈴木と首位打者争いを演じた坂倉将吾や、高卒3年目の小園海斗や林晃汰といった球団生え抜きの若手選手たち。外野では大卒2年目の宇草孔基がシーズン最終盤に「1番・中堅」のポジションを掴み存在感を示した。

 ただ、ここまで名前の挙がっている選手がいずれも左打者ということを考えれば、鈴木の後釜として“右のスラッガー”の台頭も期待したいところ。

 その候補となるのが来季4年目を迎える正隨優弥だろう。今季は開幕から二軍スタートで、5月には新型コロナウイルス陽性判定を受けて一時離脱。復帰直後は数字を落としていたが、8月以降はファームで打率.361(61-22)、5本塁打、OPS1.123の好成績を残し、最終盤に一軍昇格を果たした。

 広島は今秋のドラフト会議で“右の大砲候補”の中村健人(3位/トヨタ自動車)と末包昇大(6位/大阪ガス)を獲得しており、右の強打者がチームの補強ポイントなのは明白。

 ベテランの長野久義や松山竜平、捕手登録ながら外野手としても出場している中村奨成らも外野手候補として控えているが、鈴木が退団することになれば、正隨にとってはレギュラー奪取の絶好のチャンスとなる。

 結果的に今季は一軍でわずか3安打に終わったものの、長距離砲としてのポテンシャルがチームトップクラスなのはファームで実証済み。4年目の来季は勝負のシーズンとなりそうだ。


▼ 主な外野手の今季成績

・西川龍馬(26)
137試 打率.286 本12 打点60

・野間峻祥(28)
74試 打率.272 本2 打点12

・松山竜平(36)
85試 打率.263 本2 打点29

・宇草孔基(24)
43試 打率.291 本4 点14

・堂林翔太(30)
70試 打率.190 本0 打点5

・長野久義(36)
71試 打率.216 本2 打点13

・羽月隆太郎(21)
39試 打率.255 本1 打点11

・中村奨成(22)
39試 打率.283 本2 打点5

・大盛 穂(25)
56試 打率.270 本0 打点3

・正隨優弥(25)
14試 打率.115 本1 点4
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