5年間書き溜めた手帳を公開
現役生活32年、50歳までプロ野球選手として活躍を続けた日本球界のレジェンド・山本昌氏がMCを務めるトーク番組「マサNOTE ~山本昌が記す球人の軌跡~」(スポーツライブ+)。
11月20日に初回放送される第20回のゲストは現役時代、広島東洋カープで俊足巧打のリードオフマンとして活躍し、史上6人目のトリプルスリーや通算2000本安打を達成した野村謙二郎氏。
引退後は5年間カープの監督を務め、それまで長い間低迷していたチームを立て直した野村氏が監督時代の今だから話せる本音や当時のエピソードを明かした。
2010年、11年連続でBクラスに低迷するカープの監督に就任。当時の心境について「本音を言わしてもらうと主軸がこれからという時にFAでいなくなったということは、残っている僕らからしたらつらかったというのはありましたね」と告白。
番組収録では監督時代に5年間書き溜めた手帳を公開。「この手帳の一番の役目は僕のストレス発散です(笑)。うまくいかなかった時にすごい言葉をなぐり書きしたりいろんなことが書いてあるので見せられないですよ」と明かした。
“野村チルドレン”で印象に残った選手は?
監督時代には“野村チルドレン”と呼ばれる数多くの若手を育て上げた野村氏。思い入れのある選手でまず挙げたのが菊池涼介。「こんなに言ったことをすぐ吸収する選手はいない」と語り、「キャンプでボールを捕球する前にグラブを叩く癖や、グローブの出し方を注意したらすぐ直った。しかも、キャンプ中ずっと。びっくりしました。こんな選手はいないなと思いましたね」と明かした。
野村氏の現役時代の背番号「7」を受け継いだ堂林翔太については「開幕前の最後のオープン戦の時に(ソフトバンクの)王監督に相談して『自分が信じたことをやりなさい』と言われて決断した」と当時の経緯を語り、「たくさんミスもしましたが我慢して使いましたよ。今はちょっとパッとしませんが」と振り返り、「彼に関してはFA権を取得したことを喜んでいては困るんですが、まあよく頑張っていると思います」とはっぱをかけた。
番組では、トリプルスリーを達成したシーズンのエピソードや、カープ不動の4番に成長した鈴木誠也への期待、ショートへのこだわりについても語る。
『マサNOTE~山本昌が記す球人の軌跡~#20 野村謙二郎編』初回放送は、CS800 スポーツライブ+にて11月20日(土)11時00分から。
☆協力:スポーツライブ+『マサNOTE ~山本昌が記す球人の軌跡~』