稲葉GM「選手が取得した権利を尊重」
日本ハムは16日、海外FA権を新規取得した西川遥輝選手(29)、国内FA権を新規取得した秋吉亮投手(32)、大田泰示選手(31)に来季の契約を提示せず、保留手続きを行わないことを発表した。
稲葉篤紀GMは「3選手と来季以降のプレー環境について協議した結果、選手が取得した権利を尊重し、ノンテンダーとすることを選択しました。選手にとって制約のない状態で、海外を含めた移籍先を選択できることが重要と考えた結果です」と今回の対応に至った経緯を説明。
「昨年も、ノンテンダーの村田透投手と再契約した例があるように、ファイターズとの再契約の可能性を閉ざすものではありません」と、日本ハムと再契約する可能性があることも強調した。
村田は2020年12月3日に自由契約選手としてNPBより公示され、球団からも同日に「退団」が決まったと発表されたが、同30日に再契約合意が発表され、2021年シーズンも前年と同じ背番号31を背負って日本ハムでプレーした。
今回保留手続きを行わない3選手については、このオフに自由契約選手となり、海外球団を含むあらゆる球団との次年度契約交渉が可能となる。