両リーグともにシーズン最多勝監督が受賞
MLBは16日(日本時間17日)、2021年シーズンの最優秀監督賞を発表。ア・リーグはレイズのケビン・キャッシュ監督(43)が2年連続2度目、ナ・リーグはジャイアンツのゲーブ・キャプラー監督(46)が初受賞した。
2年連続4度目となる地区優勝を果たしたレイズは、昨季までのエース左腕・スネルの退団に、右腕グラスノーの故障離脱などを乗り越え白星量産。新人王に輝いたアロサレーナや、フランコなど新星の活躍も光り、球団史上初のシーズン100勝を成し遂げた。
なお、同賞の2年連続受賞は2004~2005年のボビー・コックス(ブレーブス)以来、キャッシュ監督が史上2人目の快挙。ア・リーグでは初の連続受賞者となり、球史にその名を刻むことになった。
一方、キャプラー監督が率いるジャイアンツは、大型補強を敢行したドジャースとパドレスの一騎打ちと見られていたナ・リーグ西地区で9年ぶりの地区優勝。今季引退したポージーらベテラン選手の活躍もあり、今季メジャー最多の107勝を記録した。
キャプラー監督は1998年にメジャーデビューし、2005年にはわずか半年ではあったものの巨人に所属。昨季からジャイアンツの監督に就任し、同球団では2000年のダスティ・ベイカー(現アストロズ監督)以来となる監督賞受賞となった。