20年春にTJ手術、来季が実質復帰1年目
エンゼルスはメッツからFAとなっていたノア・シンダーガード投手(29)と1年2100万ドル(約24億1300万円)で来季の契約を締結したと発表した。
シンダーガードは198センチの長身右腕で、常時150キロ台後半を記録する速球が武器の先発投手。2020年3月にトミージョン手術を受けた影響で今季はわずか2試合(2イニング)の登板に終わったが、メッツ在籍中には3度の2ケタ勝利を達成するなど実績十分で、本格復帰が見込まれる来季はローテーションの一角として期待される。
今季のエンゼルスは二刀流の大谷翔平が奮闘したものの、打線の主軸として期待されていたマイク・トラウト、アンソニー・レンドンらが故障離脱し、投手陣も30球団中22位の防御率4.69と低迷。シーズン途中までは勝率5割と奮闘していたが、最終的には地区4位でシーズンを終え、7年連続でポストシーズン進出を逃した。
ペリー・ミナシアンGMは先発投手の補強をこのオフの最優先事項に上げており、実績あるシンダーガードの獲得は大きな一手。術前のパフォーマンスを取り戻せばエース級の活躍も期待できる右腕をローテーションに迎え、来季は巻き返しを目指す。