互いに感謝「柳の気迫に引っ張ってもらう試合も」
年間最優秀バッテリーを表彰する『2021プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN』が17日に発表され、セ・リーグは中日の柳裕也と木下拓哉のバッテリーが、パ・リーグはオリックスの山本由伸と若月健矢のバッテリーが受賞した。
中日の柳は11勝6敗、防御率2.20の好成績を残し、最優秀防御率と最多奪三振(168個)のリーグ2冠を達成。登板した全26試合で木下拓とバッテリーを組み、チームの勝利に貢献した。
受賞が決まり、柳は「このような賞をいただき、大変光栄に思います。他にも素晴らしいバッテリーの方々がいらっしゃる中、選出していただいたことは、感慨深いものがあります」と喜びのコメント。
また、「今シーズン、調子が良くない試合や、うまくいかない時もありましたが、どんな時でも木下さんが、僕の力を最大限に引き出してくれました」と女房役への感謝を述べ、「最優秀バッテリー賞を受賞できたことを力にかえて、来シーズンもチームの勝利のためにマウンドに上がりたいと思います」と来季のさらなる活躍を誓った。
木下拓は昨季も大野雄大とのコンビで受賞しており、個人としては2年連続受賞。今季は柳とともに月間バッテリー賞を3度受賞しており、「何とか年間の方もとりたいなと柳と話をしていたので、受賞を聞いた時は、二人で大喜びでした」と、朗報を受けた瞬間の喜びを振り返った。
続けて、「受賞できたのも、柳の素晴らしい投球のおかげだと思いますし、僕自身も柳の気迫に引っ張ってもらう試合もありました」と頼もしい右腕の投球に感謝を述べ、「最優秀バッテリー賞をいただけたことを自信にして、来年は二人でチームを引っ張って、チームが優勝できるように頑張りたいと思います」と、決意を新たに来季を見据えた。
▼ セ・リーグの月間バッテリー賞
OP戦 =大瀬良大地-會澤翼(広島)
3・4月度=柳裕也-木下拓哉(中日)
5月度 =柳裕也-木下拓哉(中日)
6月度 =青柳晃洋-梅野隆太郎(阪神)
6・7月度=青柳晃洋-梅野隆太郎(阪神)
8月度 =柳裕也-木下拓哉(中日)
9月度 =髙橋遥人-梅野隆太郎(阪神)
10月度 =髙橋遥人-坂本誠志郎(阪神)