即戦力期待の右腕
DeNAからドラフト4位で指名された法大の三浦銀二投手(21)が18日、同球団の進藤編成部長、河原スカウティングディレクター、八馬スカウトが同席の中、横浜市内のホテルで仮契約を交わした。
仮契約後、取材に応じた三浦は「すごい評価をして下さってありがたいという気持ち。自分自身、プロ野球選手になったんだなと実感が沸き、身が引き締まる思いでした」と、初々しく語った。
契約金も手に入ることで「クルマに使いたい。日本車が好きなのでGT-Rとかインプレッサとか」と、愛車のゲットに意欲。「旧車の本を何冊か買いました」とマニアぶりも明かし、「(現行の)1つ前のER34のGT-R。程度がいいと1000万は超える」と、1998年に発売された名車入手を目指すようだ。
ドラフト2位指名の同期・徳山壮磨の仮契約の際は、サプライズで三浦監督が登場したことで「ちょっと期待してました」と笑いながら、ネームは「G.MIURAにしたい。三浦監督のように大投手になったらリーゼントにいずれはしたい」と目を輝かせ、「監督から付けていいと言われたら付けたい気持ちはあります!」と、“横浜ナンバー”として準欠番となっている18番にも意欲を見せた。
また、テクニカル面でも「バッターに対してどういう効果があるのか」と、三浦監督の大きく割れるカーブの伝授にも期待した。
「横浜DeNAベイスターズに行きたかった」と、相思相愛のベイスターズのキャップを被り、クリスマスツリーの前で満面の笑みを披露した三浦銀二。「Hit it! If you can」がキャッチフレーズだった「D.MIURA」のもと、「負けず嫌い」の「G.MIURA」がプロの世界へ挑んでいく。
取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘