主砲の一振りで勝ち越し
日本シリーズ第1戦、ヤクルトは村上宗隆の2ランで終盤に勝ち越すも逆転サヨナラ負けで黒星スタートとなった。
ヤクルトは1-1の同点で迎えた8回、先頭の山田哲人がオリックス3番手・ヒギンスからレフトへのヒットで出塁すると、続く村上はカウント1-2から6球目のチェンジアップを捉えると、打球はバックスクリーンへ。主砲の一振りで勝ち越しに成功した。
20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野村弘樹さんは「ここまで捉えきれなかったが最後の最後で仕留めた。4番の仕事をしましたね」と振り返り、「一球の一振りで正直これで(試合が)決まったかと。この一発は(オリックスに)効いたと思いましたね」とオリックスの勝ちパターンの継投を打ち崩した主砲の一打を称賛した。
同じく解説を務めた平松政次さんは「タイミングは合っていなくて泳いでいるんですがバットの芯に当たるとここまで飛んでいくんですよね」とコメントし、「さすが村上というバッティングをしましたね」と称えた。
巨人とのCSファイナルでは本塁打がなかった村上だが、日本シリーズ初戦で見事に主砲の役割を果たした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』