新コーチを迎えてのトレーニングが終了
DeNAは22日、今月4日から行っていた秋季トレーニングを打ち上げた。
チームを率いる三浦大輔監督は、「コーチやAT(アスレチックトレーナー)の方々がしっかり連携して、うまく進めてくれたと感じている。大きなケガもなく、リハビリ組含め後退する選手はいなかった」と、満足感を口にした。
また、一昨年までは、投手陣は奄美、野手陣は横須賀に分かれて若手中心のキャンプだったが、今年は全員参加の一・二軍合同という新しい試み。指揮官は「ひとつのチームとして動けたことは非常に良かった」と手応えも感じているようだ。
鈴木尚典、斎藤隆、小杉陽太、石井琢朗、相川亮二らの新コーチ陣も続々合流し、「同じユニフームを着てグラウンドにいることは、懐かしいなというのが一番大きかった。選手としても同じユニフームを着ていた後輩や先輩。喋りやすい」と目を細め、「新しい視線、外から見たベイスターズについて意見交換をして、来季に向けてどんどん変わっていって、新しいものを産み出していけたら」と来季を見据えた。
選手たちには春のキャンプに向け、「各コーチに(課題の)落とし込みをしてもらっている。オフも準備期間で自主トレから春のキャンプへと全部繋がっている。春にオフの取り組みを見るのも楽しみ。想像以上のギャップを楽しみにしている」と、個々のレベルアップに期待を寄せた。
今シーズンは最下位に沈み、「悔しいシーズンでした」と改めて口にした指揮官。来季の巻き返しを図るため、新生「横浜一心」は、もう始まっている。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)