初の開幕投手は微増
DeNAの濵口遥大と東克樹は23日、契約更改交渉に臨み、濵口は「6%、300万円アップ」の5300万円、東は「24.3%ダウン」の2500万円で更改した。(金額は推定)
プロ5年目で自身初の開幕投手を務めた濱口は「思うようには行かなかった。1試合目でいいスタートできなかった。貯金を作ることも出来ず、勝ちに貢献できなかった」と5勝7敗に終わったシーズンを振り返り、「開幕投手を務めた事実を糧に財産として、いいピッチャーになっていくことが大事」と前を向いた。
「先発ピッチャーである以上はそこは目指したい」と2年連続開幕投手への意欲をみせ、「保証されている立場ではなく、つかみ取りに行かないといけない立場。早めに仕上げて実戦でアピールすることに力を注いでいく」と挑戦者マインドで挑む姿勢を示した。
今オフは仲が良かった笠井崇正、進藤拓也、齋藤俊介、飯塚悟史が戦力外通告を受け、「そういう選手がいると考えると、一年一年、一試合一試合、悔いのない野球生活を全うしていきたい」と、決意新たに6年目のシーズンを見据えていた。
復活の元新人王は「おしりプリプリ計画」実行中
トミー・ジョン手術から復活し10月23日の最終登板で勝ち星を上げた東克樹は、大幅なダウンにも「3試合しか投げていないので仕方ないと思います」とサイン。
「手術を経験して今シーズン最後に3試合投げられた。来年に向けて希望の光が見えている。自分自身に期待している部分があります」と笑顔を見せた。
現在は「トレーナーさんからパワーを生み出すことに繋がるように“おしりプリプリ計画”に取り組んでいます」と肉体改造に着手。
手術明けの左肘は「問題も不安もなく、万全の状態」で、来季は「5年目なので責任感のある投手として、フル回転で投げていきたいと思います」と完全復活を誓った。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)