ニュース 2021.11.25. 06:59

大舞台でも存在感絶大!レジェンド捕手・大矢氏も絶賛した中村悠平の“強み”とは…

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ヤクルト・中村悠平

打線の潤滑油としても躍動!


 「SMBC日本シリーズ2021」の第4戦が24日に行われ、セ・リーグ王者のヤクルトが2-1で勝利。

 これでシリーズの対戦成績を3勝1敗とし、2001年以来で20年ぶりとなる日本一に王手をかけた。




 この日も1点をめぐる攻防となった頂上決戦。ヤクルトはドミンゴ・サンタナの2試合にまたがる2打席連続弾で1点を先制するも、6回にミスが絡んで失点。1-1で6回裏を迎える。

 この回から登板した増井浩俊に対し、先頭の山田哲人が四球を選んで勝ち越しの走者を出すも、つづく村上宗隆の痛烈な打球は一塁手が好捕。一塁走者の山田も戻ることができずにダブルプレーとなり、一気にチャンスの芽が潰えてしまう。

 しかし、二死走者なしからサンタナが四球を選ぶと、中村悠平は追い込まれながらも右に運ぶ安打で、二死ながら一・二塁のチャンス。ここでオリックスは変則右腕の比嘉幹貴にスイッチしたが、ホセ・オスナは追い込まれながらも外の変化球に食らいつき、センターに抜けていく安打。この間にサンタナが二塁から還り、勝ち越しに成功した。



 この1点をリリーフ陣が守り抜き、ヤクルトが2-1で勝利。日本一に王手をかけて、第5戦に臨むこととなった。

 ちなみに、11月25日は高津臣吾監督にとって53歳の誕生日。神宮ではないが、ホームで“バースデー胴上げ”となるのか、大注目の一戦になる。


 連日の接戦の中で存在感を高めているのが、扇の要である中村悠平だ。

 24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した笘篠賢治氏は、ヤクルトの6回の得点について「中村の安打が一番大きかった」と語る。

 先頭出塁からのダブルプレーで意気消沈しかけた中、そこからはじまった攻撃を振り返りながら、「一発警戒でサンタナの四球というのは、オリックスのバッテリーにとって計算の内だったと思います」としつつ、「しかし、ここで中村がつないだ。これが一番大きかったんじゃないかなと思います」と、中村で切ることができなかったという相手にとっての“誤算”が、ヤクルトに勝ち越し点を呼び込んだと解説する。

 また、打順の並びについても、「仮に外国人選手が並んでいたら、サンタナの四球の後すぐにオスナだったら、一発で決めてやろう!となっていたかもしれない。それがヒットでつながって、スコアリングポジションにランナーが行きましたから、ヒット狙いで行けるんですよね」と、中村の安打が潤滑油になったと強調。

 同じく番組に出演した解説者の谷沢健一氏も、「こういった場面で、中村は無理をしないできっちりミートしていきますよね。これもチームバッティングじゃないかなと」と、守りだけでなく、6番という打順でバットでも欠かせない存在感を放っていることを讃えた。


「9回二死」、光った冷静なリード


 また、24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』には、球団OBでもある大矢明彦氏がMCとして番組に出演。

 ヤクルトを球団初の日本一に導いたレジェンド捕手は、中村悠平の“捕手としての魅力”について以下のように語った。


 注目した場面は「9回表二死」のまさに勝負どころ。クローザーのスコット・マクガフがマウンド上で、二死ながら走者は得点圏の二塁という同点のピンチだった。

 打席には一発もあるT-岡田。対戦前には一塁ベンチから伊藤智仁コーチもマウンドに駆け寄り、内野陣が集まって意思の疎通を図る。この場面で大矢氏は、「マクガフに勝負に行かせなかったリード」に注目した。

 かんたんにストライクを取りに行くことはせず、落ちるボールで誘いながらもカウントを整えながら、1ボール・2ストライクからも落ちるボールをボールゾーンに要求。「フルカウントまで持って行って、最後までフォークを見せたことで、バッターの頭の中を『どっちかな?』とさせた。だから最後のフォークは高かったんだけど、フルスイングをさせなかった」と分析し、勝負を急がなかったところを大きなポイントとして挙げる。


 大矢氏はつづけて、「中村のリードの良さは、相手が打ってくるのか、打ってこないのかというのをよく見ている。打ってこないなと思ったらストレートでカウントを取ったり、打ってくると思ったらボール球でしつこく誘ったり」とし、相手を見ながら最適な攻めができる点を強調。

 その良さが「9回表の二死」、勝利目前ながら同点のピンチという極限の場面でも発揮されたと解説した。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』



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