6年契約の内容は…
10月29日に三浦大輔現監督と同じ、球団史上最長の6年契約を結んだ宮﨑敏郎が25日、推定12億プラス出来高で契約を更改。「凄い契約をして頂いた」と素直な感想を口にした。
シーズン中は「体力的に疲れが取れなかった時期もあった」と振り返ったが、「1年間ケガせずに一軍にいられた」ことを自身でも評価。来シーズンに向け、「継続して(ケガせず)やっていきたい。しっかり準備して動ける土台作りをして、自主トレからレベルアップしていけるように」と、オフを活用してきっちり仕上げていく方針だ。
自主トレは例年通り、ソフトバンクの松田宣浩の下で行う予定。「走るメニューが多いので、体力作りにいいし、自分のプラスになる。自分と向き合える時間を大切にしたい」と、長年に渡って活躍し続けている“熱男”のエキス注入も図る。
6年契約については、「僕としては1年1年が勝負の年。今年は悔しい思いをしたことを忘れることなく、来シーズンに向けて取り組んで行きたい」と、単年契約と変わらぬ姿勢を示したハマのプーさん。「勝つためにやらなきゃいけない」と決意を新たにした稀代のヒットメーカーが、骨を埋めるつもりの“横浜”のためにバットを振り続ける。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)