「来年は制限解除の満員の球場で」
オリックスは29日、タイラー・ヒギンス投手(30)とグレン・スパークマン投手(29)が28日にアメリカへ帰国したと発表した。
ヒギンスは昨季から加入したリリーフ右腕で、今季はセットアッパーとして49試合に登板し防御率2.53、28ホールドを記録するなどブルペンの一角として奮闘。しかし、日本シリーズでは3試合(2回1/3)の登板で2被弾3四球5失点と精細を欠き、第6戦ではベンチ外に。ポストシーズンでは苦しい登板が続いていた。
帰国に際して、ヒギンスは「ファンの皆様、ご声援ありがとうございました。みなさんのおかげで良いシーズンを送ることができました。1年を通してこれ以上にない声援を聞けたこと、最後には(制限内の)満員の球場から声援をいただけたこと、本当に幸せでした。来年は制限が解除された満員の球場でお会いできることを楽しみにしています。DOMO ARIGATO ! GO BUFFALOES!!」とファンへメッセージを送った。
スパークマンは今年6月23日に入団が発表された新助っ人で、8月18日の日本ハム戦で来日初登板初先発し、シーズン通算6試合(17回)、0勝1敗、防御率6.88の成績。「初めて日本の野球を経験することができましたが、準備から試合まで全てにおいて新たに学ぶことの多い貴重な時間でした。日本のファンの皆さんの熱量もすごかったですし、来年はぜひ満員の中での登板を楽しみにしています」とコメントした。