ファンにとって「夢の光景」
DeNAは4日、本拠地・横浜スタジアムで『横浜DeNAベイスターズファンフェスティバル2021』を開催。
イベントの終盤には、来季からチームに加わる齋藤隆チーフ投手コーチ、石井琢朗野手総合コーチ、鈴木尚典打撃コーチ、相川亮二バッテリーコーチの4名が一堂に会するサプライズトークショーが実現した。
横浜大洋時代からのファンであり、MCを務めたダーリンハニーの吉川正洋さんも思わず「夢じゃなかった」と万感の思いを口にした光景。
4名のレジェンドコーチは壇上にのぼると、齋藤隆氏が「また迎えていただきありがとうございます」とファンに挨拶
。つづけて。石井琢朗氏は「井の中の蛙が大海原を知り、荒波に揉まれ、14年ぶりに井の中へ帰って参りました」と、久々の復帰を報告。
鈴木尚典氏は「こんなにファンがたくさん。本当に嬉しいです」と感激した様子で語り、相川亮二氏も「本当にこのユニフォームを着て帰って来れた」と、それぞれが率直な想いを口にした。
「シーズン中もたのしい思いを」
久しぶりに袖を通した青いユニフォームについて、「意外と違和感ないかな」とした齋藤チーフ投手コーチ。
すでに秋季トレーニングからチームに合流しており、「外から来たので、全員一線に並んでいる」と、フラットなスタートを強調する。
また、鈴木尚典打撃コーチが「良いバッターがたくさんいて、十分に優勝を狙える。選手層の厚い攻撃陣」と自信を口にすれば、相川亮二バッテリーコーチも「キャッチャーのレベルはすごく高い。レベルアップして優勝を」と語るなど、それぞれの持ち場で手ごたえを感じているようだ。
トークショーの最後には、齋藤チーフ投手コーチが「三浦監督をなんとか胴上げできるように、球団スタッフ全員で頑張りたい。来年は今年以上のご声援で、勝ち進んでいく姿を見ていただきたい!」と、力強い挨拶で締め。
イベントの最後は三浦大輔監督が「来シーズンはここにいる全員で、シーズン中もたのしい思いをしてもらえるように」とファンに誓いを立て、華やかな花火とともに年に一度のお祭りは幕を閉じた。
取材・文=萩原孝弘