巻き返しを誓う5選手が乱入!
西武のファン感謝イベント「LIONS THANKS FESTA 2021」が5日、メットライフドームで3年ぶりに行われ、ファンを楽しませるための様々なイベントが催された。
毎年恒例となっているトークコーナーでは、ブレイクを果たした渡邉勇太朗、水上由伸、愛斗、岸潤一郎、川越誠司、與座海人といった若獅子たちが登場。今季のチームスローガンに掛けた「BREAK IT!! ウチヤブッタ若獅子たち」というテーマの中で、殻を打ち破ったキッカケなどを振り返った。
しかしトーク終盤、與座が来季に向けて「できなかった部分も多いですし、そこは来年もっともっとリベンジしたいと思います」と語ると、その言葉をキッカケに、山野辺翔、宮川哲、若林楽人、浜屋将太、佐野泰雄の5選手が特攻服姿でグラウンドに乱入。
その5人が壇上に登ると、タケミッチならぬ“カケルッチ”こと山野辺が、開口一番「今年はどうもすみませんでした」と謝罪し、「来年は絶対にリベンジをしたいです」と宣言。これに宮川、若林、浜屋も続き、最後は“無敵のマイキー”佐野万次郎ならぬ、“無敵のヤスキー”佐野泰次郎が「来年は無敵の西武ライオンズになるぞぉ!」と、啖呵を切り、大人気漫画『東京卍リベンベンジャーズ』をパロった『埼玉卍リベンジャーズ』として、来季のリベンジを誓った。
山野辺は今季、外崎修汰の負傷離脱でチャンスを得たが、一塁へのヘットスライディングで左手親指を負傷。左母指のじん帯を手術して絶好のチャンスを失った。同じく怪我でチャンスを棒に振ったのがルーキーの若林楽人。4月上旬から1番に定着すると、5月中に20盗塁を記録し、ケガ人に苦しむチームを牽引したが、5月30日の阪神戦で守備の際に左膝前十字じん帯損傷の重傷を負って戦線からの離脱を余儀なくされた。
一方、ルーキーイヤーの昨季に49試合に登板して存在感を示したドラ1右腕の宮川は、5月、6月と失点を重ねて一軍登録を抹消されると、ファームでも状態が上がらずに再登録されないままシーズンが終了。浜屋は貴重な左腕として開幕ローテの一角を掴んだが、1勝3敗と結果を残せず、終盤にもチャンスを与えられたが4試合に先発して3敗と苦しんだ。そして、リリーフ左腕の佐野も7月上旬の登板を最後に一軍登録を抹消され、そのまま再登録されることはなかった。
最下位からの下克上を目指すには、彼ら“埼玉卍リベンジャーズ”の巻き返しが必要不可欠だ。
▼ 埼玉卍リベンジャーズの今季成績
・山野辺翔
25試合:打率.194(36打数7安打)、0本塁打、2打点、4盗塁
・若林楽人
44試合:打率.278(144打数40安打)、2本塁打、10打点、20盗塁
・宮川 哲
29登板(24.2回):1勝2敗6ホールド、防御率6.57
・浜屋将太
8登板(36.2回):1勝6敗、防御率6.63
・佐野泰雄
23登板(18.1回):0勝0敗2ホールド、防御率4.91