プロ10年目のシーズンを前に就任
ヤクルトは5日、神宮球場で「ファン感謝DAY」を開催。今季まで選手会長を務めた中村悠平選手(31)と、来季から新選手会長に就任する小川泰弘投手(31)が、「ファン感謝DAY」午前の部の締めくくりの挨拶を行った。
中村は「一年間長い間、ご声援ありがとうございました。今シーズンは最後日本一という最高の締めくくりができて、そしてファンの皆さんと一緒に日本一を喜び合うことが出来て本当に嬉しく思っています」と今季を振り返り、「また来年もみなさんと一緒に喜びを分かち合えるように、短いオフですがしっかりと準備して、また来年、頑張っていきたいと思いますので、ご声援よろしくおねがいします」とファンへ呼びかけた。
また、「最後になりますけども、4年間、選手会長としていろんな素晴らしい経験をさせてもらいました。来年からは小川泰弘にバトンタッチしたいと思いますので、僕の代わりに最後一言と挨拶で締めてもらいたいと思います」と、新選手会長となる右腕へリレー。
バトンを受け取った小川は、一年間サポートしてくれたファンへの感謝の思いを口にし、「来年からは選手会長を務めさせていただきます。至らないこともあるかと思いますが、精一杯務めていきたいと思います」とあいさつ。
続けて、「選手一人ひとり成長できるように努力して、また優勝という素晴らしい経験をみなさんと分かち合いたいと思いますので、これからも変わらぬ温かいご声援をよろしくお願いします。今日はありがとうございました」と締めくくった。
小川は成章高から創価大を経て、2012年のドラフト2位でヤクルトに入団。プロ9年目の今季は2年ぶり5度目となる開幕投手を務め、23試合の登板でチームトップの投球回128回1/3、9勝6敗、防御率4.14をマークした。
昨年はFA権の行使を熟考するなか「ファン感謝DAY」に参加していたが、今年は10年目となる節目のシーズンを前に「新選手会長」としてマイクの前へ。自らの言葉で連覇を誓い、駆けつけたファンから大きな拍手を受けた。