ニュース 2021.12.07. 23:08

NTT東日本が4時間12分の激闘を制す!飯塚監督「去年を経験したのが…」

<第92回都市対抗野球 準々決勝>
○ NTT東日本(東京都) 7 ー 5 JFE東日本(千葉市) ●

延長戦を制す


前回大会準優勝のNTT東日本がJFE東日本を7-5で下し、2年連続の準決勝進出を決めた。

 NTT東日本は、0-0の3回二死一、二塁から5番・喜納淳弥の適時打で先制するも、その裏、先発の堀誠が9番・志賀巧朗に適時二塁打を打たれ同点に追いつかれる。

 1-1の5回に8番・保坂淳介のソロで再びリードを奪うも、6回に再び同点とされた。NTT東日本は、8回・9回ともに満塁のチャンスを作るも得点することができず、試合は9回で決着がつかず、一死満塁・選択打順制のタイブレークへ突入する。

10回は両者無得点で終了し、11回表のNTT東日本は、先頭の6番・竹原祐太の押し出し四球で勝ち越すと、続く7番・火ノ浦明正の2点適時打、8番・保坂淳介の野選、日本ハムからドラフト9位指名の9番・上川畑大悟がレフトへ適時打を放ち、この回計5得点の猛攻。その裏、3点を失ったが7-5で、4時間12分の長時間ゲームを制した。

火ノ浦が2点適時打


 延長11回に2点適時打を放った火ノ浦は、「今年1年はなかなか厳しいシーズンで悔しかった。監督にも、『今年1年悔しかっただろ』と声を掛けられ、自分がこの1年やってきたことを信じて振った結果が出た。自分のできることをやろうと思って打席に入ったらいい結果につながった」と今シーズンの悔しさを打席にぶつけ、見事に“2点適時打”という結果に繋げた。

 飯塚監督は「昨年4番を打っていたが、今シーズンなかなか調子が出ず、本人もほっとしていると思います。流れを変えるスイングをもっているので、代打で火ノ浦がいると頼もしい」と火ノ浦を褒めた。

 また、今年のチームについて、飯塚監督は「去年を経験したのが今のチームの強み。浮足立つことなく、自分たちの野球で試合を進められるようになったのがよかった」と分析。

 2017年以来の優勝を目指すNTT東日本は、8日に東京ガス(東京都)と、決勝進出をかけて戦う。

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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