ニュース 2021.12.08. 16:48

都市対抗、Honda熊本が19年ぶり決勝進出 9回まさかの同点被弾もサヨナラ勝ち

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東京ドーム
【第92回 都市対抗野球大会】
Honda熊本(大津町) 2x-1 セガサミー(東京都)
<準決勝 東京ドーム>

 『第92回都市対抗野球大会』は8日、東京ドームで準決勝が行われ、Honda熊本がサヨナラ勝ちで19年ぶり2度目となる決勝進出を決めた。

 Honda熊本は5回に内野ゴロの間に先制し、先発の右腕・片山雄貴が要所を締める好投でゲームメイク。完封勝利目前の9回二死無走者からセガサミーの7番・中川智裕に起死回生の同点ソロを許し逃げ切りに失敗したが、直後の9回裏先頭の4番・古寺宏輝がバックスクリーンへ飛び込むサヨナラソロ。主砲の劇的な一発で決勝進出を果たした。

 決勝弾を放ったルーキーの古寺(23=大阪桐蔭-関東学院大)は、試合後のインタビューで「もうやばいっす!」と大興奮。「片山さんが良いピッチングをしていたので、自分の打席で決めてやろうと打席に入りました。(狙い球は?)何も狙ってないです。来た球を思いっきり振りました」と劇的な一発を振り返った。

 今大会を通して好リリーフが続いていた片山の初先発については、「悩んで悩んで決めた」と渡辺正健監督。「うちで一番いい投手ですので、今日の大舞台はあいつしかいないと思っていた。よくやってくれた」と力投した右腕を称えていた。

 初の決勝進出を目指していたセガサミーは、先発の草海光貴が8回まで3安打1失点(自責0)と好投したが、9回に登板した2番手の陶久亮太が痛恨のサヨナラ被弾。Honda(狭山市)に敗れた昨年に続きHonda勢に阻まれての準決勝敗退となった。

 決勝戦は9日16時開始予定。勝ち上がったHonda熊本は初優勝を目指し、準決勝第2試合の東京ガス(東京都)―NTT東日本(東京都)の勝者と対戦する。


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