来季29年目、今季年俸は2万8000円
ヤクルトは12日、球団公式マスコットのつば九郎がFA宣言したことを発表した。
つば九郎は「2012年以来、2度目のFA宣言をいたします。いろんな方から、つば九郎なら『絶対大丈夫!!』とFA宣言で一度気持ちを整えて、2022年に挑みたい(原文は全てひらがな)」と、お馴染みのスケッチブックに記してFA権行使を発表。
「2022年は、マスコット初の2000試合連続出場もあります。来季もえみふるな年になりますように。少し考える時間をください。チームメイトにも相談します」と、節目の記録にも言及しつつ、想いを綴った。
つば九郎は2009年から契約更改後に契約内容を明かすようになり、今季は前年から2000円ダウンの年俸2万8000円となるも、現物支給はヤクルト400飲み放題からヤクルト1000飲み放題にグレードアップ。リーグ優勝したチームの一員として28年目のシーズンを駆け抜けた。
2012年に初めてFA宣言した際は、現状維持の年俸1万円で残留を決断。昨オフの交渉後の会見では、FA宣言した小川泰弘投手に「2012 つばくろうもFAしましたがいまかんがえると、ざんりゅうしてよかったとおもってる」とヤクルト愛を込めたメッセージを送っていたが、その1年後に本人(鳥)がまさかのFA宣言…。
20年ぶりの日本一を果たして迎える今オフは大幅昇給となるのか、はたまたマスコット界では異例のFA移籍が実現してしまうのか…。29年目のシーズンを控える大ベテランの動向から目が離せない。