当該ポジションの初受賞は10選手
日本野球機構(NPB)は14日、2021年シーズンのセパ両リーグのベストナインを発表した。
12球団で最多の選出となったのは、セパ共にリーグ優勝を果たしたヤクルトとオリックスの4選手。ヤクルトからは、中村悠平(捕手部門)、山田哲人(二塁手部門)、村上宗隆(三塁手部門)、塩見泰隆(外野手部門)が、オリックスからは、山本由伸(投手部門)、宗佑磨(三塁手部門)、吉田正尚(外野手部門)、杉本裕太郎(外野手部門)が選ばれた。
パ・リーグでは、ソフトバンクの柳田悠岐が最多となる6度目の選出となり、西武の源田壮亮、オリックスの吉田正が4年連続4度目の受賞を果たした。その一方で5選手が初受賞。ロッテのレアードは2016年の日本ハム時代に三塁手部門で受賞しているものの、一塁手としては初の栄誉となっている。
また、初受賞組では、オリックスの沢村賞右腕・山本が282票中279票を得て、文句なしの選出。外野手部門でもオリックスの杉本が、吉田正、柳田の日本代表組を差し置いて最多の票数を集めた。
一方のセ・リーグでは、巨人の坂本勇人が最多となる7度目の受賞を果たし、その去就が注目される広島の鈴木誠也も6年連続6度目の受賞となったが、その他の顔ぶれは昨年から一新(村上は昨年一塁手として受賞)され、5選手が当該ポジションでは初受賞となっている。
なお、5年連続で選出者ゼロに終わっていた阪神は、一塁手部門でマルテが受賞。そのほか、最も接戦だったのが投手部門で、トップの中日・柳裕也が131票、次点の阪神・青柳晃洋が114票で、その差はわずか17票だった。選出者がゼロに終わったDeNAは、外野手部門の4位、5位、6位に、佐野恵太、オースティン、桑原将志が、二塁手部門の次点に牧秀悟が名を連ねた。
▼ パ・ベストナイン[得票]
投:山本由伸(オ)[279票]☆初受賞
捕:森 友哉(西)[165票]☆2年ぶり3度目
一:レアード(ロ)[187票]★初受賞(三塁手部門1度)
二:中村奨吾(ロ)[226票]☆初受賞
三:宗 佑磨(オ)[242票]☆初受賞
遊:源田壮亮(西)[219票]☆4年連続4度目
外:杉本裕太郎(オ)[257票]☆初受賞
外:吉田正尚(オ)[217票]☆4年連続4度目
外:柳田悠岐(ソ)[161票]☆2年連続6度目
指:近藤健介(日)[144票]★3年ぶり2度目(外野手部門1度)
※★は他ポジションで受賞歴有り
▼ セ・ベストナイン[得票]
投:柳 裕也(中)[131票]☆初受賞
捕:中村悠平(ヤ)[266票]☆6年ぶり2度目
一:マルテ (神)[105票]☆初受賞
二:山田哲人(ヤ)[225票]☆2年ぶり6度目
三:村上宗隆(ヤ)[246票]★初受賞(一塁手部門1度)
遊:坂本勇人(巨)[157票]☆4年連続7度目
外:鈴木誠也(広)[296票]☆6年連続6度目
外:近本光司(神)[276票]☆初受賞
外:塩見泰隆(ヤ)[106票]☆初受賞