巨人の大江竜聖は前半戦、貴重な左の中継ぎとして抜群の存在感を放ったが、疲れの見えた後半戦は苦しい投球となった。
4月6日に一軍登録されると、前半戦は35試合に登板して、0勝0敗12ホールド、防御率1.82という成績を残し、5月21日の中日戦から21試合連続無失点で終えた。
ショウアップナイター解説陣も、前半戦の大江の投球に評価は高かった。5月25日に放送された 『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-楽天戦』で解説を務めた江本孟紀氏は、「強烈なインステップから投げてくるわけでしょう。左バッターは怖いですよ。頭の後ろから球がくるんじゃないかなっていうね」と評価した。
6月4日の日本ハム戦では、2-0の6回二死一塁、先発のメルセデスが西川遥輝に対して、1ボールから2球目を投げた後、左足がつるアクシデントで降板し、ここでマウンドにあがったのが大江だった。
大江は1ボール1ストライクという状況から登板した大江は、西川を3ボール2ストライクから4球目のストレートで三ゴロに打ち取った。イニングまたぎとなった7回も先頭の近藤健介を左飛に仕留め、右の中田翔、渡邉諒と続いていく打順のところで右の桜井俊貴に交代となった。
同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-日本ハム戦』で解説を務めた山﨑武司氏は、大江について「すごくいい内容で、打ち取るべくして打ち取っているなという形なので、左の高梨と大江ですよね。いいんじゃないでしょうか」と褒めていた。
さらに6月23日のDeNA戦では、3-1の6回二死満塁のピンチで、先発・山口俊の後を受けて大江がマウンドに上がり、代打のソトを空振り三振に仕留めた。同日に放送されたショウアップナイターで解説を務めた野村弘樹氏は、大江が1ボールからの2球目、インコースのストレートでストライクを取ると「インローのストレート、良いボールでしたね。どんなにいいバッターでも、なかなか打てないですね。芯で打ってもファウルですね」と解説していた。
後半戦に入ってからも8月13日の中日戦、15日の中日戦に無失点に抑え、連続無失点記録を23に伸ばした。しかし、8月17日のヤクルト戦で3点を失うと、8月は月間6試合に登板して防御率7.71、9月も5試合に登板して防御率16.20と精彩を欠いた。
10月24日にインターネットで実況生中継した『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル ヤクルト-巨人戦』で解説を務めた大矢明彦氏は「おもいっきりがいいピッチャーで良いこともあるんだけど」と評価しながらも、「意外とやられるケースが多かったんですよね。これは何が原因かというと、相手に覚えられるということも出てくるんですよ。大江がいると球種を狙われていかれるケース、ストレートを放ると余計痛い目にあうということがワンポイントの場合はあるんですよね。それを考えると、四球につながってしまう」と打たれた原因を指摘していた。
結局今季は47試合に登板して、13ホールド、防御率4.09という成績で終えた。今季は勝ちパターンで投げる日もあれば、左のワンポイントで起用されるなど、様々な局面で登板し、準備の難しさもあっただろう。来季はシーズン通して安定した投球を披露したい。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
4月6日に一軍登録されると、前半戦は35試合に登板して、0勝0敗12ホールド、防御率1.82という成績を残し、5月21日の中日戦から21試合連続無失点で終えた。
ショウアップナイター解説陣も、前半戦の大江の投球に評価は高かった。5月25日に放送された 『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-楽天戦』で解説を務めた江本孟紀氏は、「強烈なインステップから投げてくるわけでしょう。左バッターは怖いですよ。頭の後ろから球がくるんじゃないかなっていうね」と評価した。
6月4日の日本ハム戦では、2-0の6回二死一塁、先発のメルセデスが西川遥輝に対して、1ボールから2球目を投げた後、左足がつるアクシデントで降板し、ここでマウンドにあがったのが大江だった。
大江は1ボール1ストライクという状況から登板した大江は、西川を3ボール2ストライクから4球目のストレートで三ゴロに打ち取った。イニングまたぎとなった7回も先頭の近藤健介を左飛に仕留め、右の中田翔、渡邉諒と続いていく打順のところで右の桜井俊貴に交代となった。
同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-日本ハム戦』で解説を務めた山﨑武司氏は、大江について「すごくいい内容で、打ち取るべくして打ち取っているなという形なので、左の高梨と大江ですよね。いいんじゃないでしょうか」と褒めていた。
さらに6月23日のDeNA戦では、3-1の6回二死満塁のピンチで、先発・山口俊の後を受けて大江がマウンドに上がり、代打のソトを空振り三振に仕留めた。同日に放送されたショウアップナイターで解説を務めた野村弘樹氏は、大江が1ボールからの2球目、インコースのストレートでストライクを取ると「インローのストレート、良いボールでしたね。どんなにいいバッターでも、なかなか打てないですね。芯で打ってもファウルですね」と解説していた。
後半戦に入ってからも8月13日の中日戦、15日の中日戦に無失点に抑え、連続無失点記録を23に伸ばした。しかし、8月17日のヤクルト戦で3点を失うと、8月は月間6試合に登板して防御率7.71、9月も5試合に登板して防御率16.20と精彩を欠いた。
10月24日にインターネットで実況生中継した『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル ヤクルト-巨人戦』で解説を務めた大矢明彦氏は「おもいっきりがいいピッチャーで良いこともあるんだけど」と評価しながらも、「意外とやられるケースが多かったんですよね。これは何が原因かというと、相手に覚えられるということも出てくるんですよ。大江がいると球種を狙われていかれるケース、ストレートを放ると余計痛い目にあうということがワンポイントの場合はあるんですよね。それを考えると、四球につながってしまう」と打たれた原因を指摘していた。
結局今季は47試合に登板して、13ホールド、防御率4.09という成績で終えた。今季は勝ちパターンで投げる日もあれば、左のワンポイントで起用されるなど、様々な局面で登板し、準備の難しさもあっただろう。来季はシーズン通して安定した投球を披露したい。
(ニッポン放送ショウアップナイター)