2年連続で高卒入団選手が受賞
プロ野球の年間表彰式『NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD』が15日に開催され、パ・リーグ新人王にオリックスの宮城大弥投手(20)が選ばれた。
オリックスからは2008年の小松聖投手以来、13年ぶりの受賞となり、昨年の西武・平良に続いて高卒入団の選手が2年連続で新人王の栄誉に輝いた。
興南高から2019年のドラフト1位でオリックスに入団した2年目左腕の宮城は、ルーキーイヤーの昨季にファームで好成績を残してシーズン終盤に一軍デビューを飾ると、先発3戦目にプロ初勝利をマーク。迎えた2年目の今季は開幕ローテーション入りを果たし、開幕から5連勝を飾るなど躍動。8月には12球団最速で2ケタ10勝の大台に乗せた。
最終的には13勝4敗、防御率2.51という成績を残し、チームの25年ぶりとなるリーグ制覇にも貢献。 最優秀新人賞に値する記録を残して「連盟特別賞」が贈られた伊藤大海(日本ハム)との新人王争いを制した宮城は、表彰式では「後半戦に苦しむ部分もあったけど、周りの人たちやチームメイトに支えられてこの賞をいただくことができた」と周囲への感謝を口にしつつ、「来季もしっかりチームに貢献できるように頑張っていきます」と、さらなる活躍を誓った。
▼ パ・リーグ新人王投票内訳
(オ)宮城大弥 [255票]<23登板13勝4敗/防御率2.51>
(日)伊藤大海[21票]<23登板10勝9敗/防御率2.90>
(オ)紅林弘太郎 [4票]<136試合/打率.228/10本/48打点/2盗塁>
(楽)早川隆久 [4票]<24登板9勝7敗/防御率3.86>
(ロ)佐々木朗希 [2票]<11登板3勝2敗/防御率2.27>