リチャード「2年連続でとってしまった」
プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD」が15日、都内で開催され、第一部としてファーム表彰式が行われた。
阪神のドラフト5位ルーキー・村上頌樹投手(23)は最優秀防御率、最多勝利投手賞、勝率第一位投手賞の主要タイトル3冠に加え、リーグ選定の優秀選手賞、スポンサー表彰でも5つの表彰を受け、ウエスタン・リーグで今季9冠を達成した。
村上は、優秀選手賞の表彰後に「受賞させていただいたことに感謝していますし、自分一人では受賞できなかったと思うので、チームメイト、キャッチャーの方々、監督、コーチの方々に感謝したいと思います。ファームで賞をとったので、来シーズンはこれを自信にして、一軍でこういった賞を取れるようにやっていきたいと思います」と話した。
今季ファーム日本一に輝いた阪神勢では、井上広大が打点王、小野寺暖が首位打者と最高出塁率、島田海吏が盗塁王と奮闘。野手勢もタイトルに絡み、スポンサー表彰では若虎の独占状態となった。
そんな猛虎一色のウエスタン表彰でソフトバンク勢が食い込んだが、最多セーブの椎野新投手は「二軍にずっといたので、嬉しい気持ちと、もっとやらなきゃいけない気持ちがある」と語り、2年連続で本塁打王に輝いたリチャード選手も「一軍に行けていない証拠」と複雑な心境を吐露。
来季5年目を迎える若鷹をはじめ、各部門で表彰された選手たちは、受賞の喜びとともに一軍昇格への思いも口にしていた。
今年度のウエスタン・リーグ各賞一覧は以下のとおり。
▼ 最優秀防御率投手賞
2.23 村上頌樹(阪神/1年目)
▼ 最多勝利投手賞
10勝 村上頌樹(阪神/1年目)
▼ 最多セーブ投手賞
9セーブ 椎野新(ソフトバンク/4年目)
▼ 勝率第一位投手賞
.909 村上頌樹(阪神/1年目)
▼ 首位打者賞
.315 小野寺暖(阪神/2年目)
▼ 最多本塁打者賞
12本 リチャード(ソフトバンク/4年目)
▼ 最多打点者賞
50点 井上広大(阪神/2年目)
▼ 最多盗塁者賞
21個 島田海吏(阪神/4年目)
▼ 最高出塁率者賞
.391 小野寺暖(阪神/2年目)
▼ 優秀選手賞
村上頌樹(阪神/1年目)
柳町達(ソフトバンク/2年目)
岡野祐一郎(中日/2年目)
正隨優弥(広島/3年目)
来田涼斗(オリックス/1年目)
▼ 優秀投手賞[サンケイスポーツ選定]
村上頌樹(阪神/1年目)
▼ 新人賞[スポーツニッポン選定]
村上頌樹(阪神/1年目)
▼ 技能賞[デイリースポーツ選定]
村上頌樹(阪神/1年目)
▼ 努力賞[日刊スポーツ選定]
小野寺暖(阪神/2年目)
▼ 殊勲賞[報知新聞社選定]
小野寺暖(阪神/2年目)
▼ ビッグホープ賞[ベースボール・マガジン社選定]
村上頌樹(阪神/1年目)
▼ 期待賞[在阪テレビ局選定]
村上頌樹(阪神/1年目)