本塁打と打点でリーグトップ「20本打ちたかった」
プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD」が15日、都内で開催され、第一部としてファーム表彰式が行われた。
西武のドラフト1位ルーキー・渡部健人選手(22)は打点王と本塁打王の主要打撃2部門に加えて、リーグ選考の優秀選手賞、スポンサー表彰の新人賞(スポーツニッポン選定)とビッグホープ賞(ベースボール・マガジン社選定)も受賞し、リーグ最多の5冠に輝いた。
ルーキーイヤーの今季は、ファームで90試合に出場し打率.228、19本塁打、64打点マーク。日本ハムの清宮幸太郎と並んでリーグトップの本塁打を記録し、「自分の長所である長打力をしっかり活かせたなと思います。20本打ちたかったですけど、タイトルをとることができたのですご嬉しいです」と喜びを口にしつつ、打点王については「自分ひとりじゃとれない」と、チームメイトの好機演出にも感謝した。
また、今秋キャンプから打撃改造に着手していることを明かし、「フォームをがらっと変えて、すごくいい感覚だったので、それを続けて来シーズンへ向けて取り組んでいければ」と、さっそく手応えを得ている様子。同期入団でポジションが同じ「ブランドン」の存在も意識しつつ、「来シーズンは開幕一軍からチームの戦力になれるように頑張りたいと思います」と抱負を口にした。
今年度のウエスタン・リーグ各賞一覧は以下のとおり。
▼ 最優秀防御率投手賞
2.30 生田目翼(日本ハム/3年目)
▼ 最多勝利投手賞
10勝 森遼大朗(ロッテ/4年目)
▼ 最多セーブ投手賞
18セーブ 小沼健太(ロッテ/1年目)
▼ 勝率第一位投手賞
.727 本田圭佑(西武/6年目)
▼ 首位打者賞
.327 太田賢吾(ヤクルト/7年目)
▼ 最多本塁打者賞
19本 清宮幸太郎(日本ハム/4年目)
19本 渡部健人(西武/1年目)
▼ 最多打点者賞
64点 渡部健人(西武/1年目)
▼ 最多盗塁者賞
28個 髙部瑛斗(ロッテ/2年目)
▼ 最高出塁率者賞
.387 奥村展征(ヤクルト/8年目)
▼ 優秀選手賞
本前郁也(ロッテ/2年目)
戸田懐生(巨人/1年目)
黒川史陽(楽天/2年目)
内山壮真(ヤクルト/1年目)
立野和明(日本ハム/2年目)
蝦名達夫(DeNA/2年目)
渡部健人(西武/1年目)
▼ 優秀投手賞[サンケイスポーツ選定]
森遼大朗(ロッテ/4年目)
▼ 新人賞[スポーツニッポン選定]
渡部健人(西武/1年目)
▼ 技能賞[デイリースポーツ選定]
髙部瑛斗(ロッテ/2年目)
▼ 努力賞[日刊スポーツ選定]
佐藤奨真(ロッテ/1年目)
▼ 殊勲賞[報知新聞社選定]
戸田懐生(巨人/1年目)
▼ ビッグホープ賞[ベースボール・マガジン社選定]
渡部健人(西武/1年目)