「ファイターズの一員として」
日本ハムは16日、2021年シーズン限りで現役を引退した谷口雄也氏(29)が、2022年1月1日より株式会社ファイターズスポーツ&エンターテイメントの職員として従事することを発表した。
今後は同社の事業統轄本部に所属し、野球の普及や指導業務のほか、北海道、野球ならびに2023年に開業する新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールド)」のPR業務に携わる予定だという。
谷口氏は「選手時代はたくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。野球界が野球人口の減少に直面する中、プレーヤー時代から普及活動の大切さを感じてきました。野球の楽しさを伝えたいという思いもあり、ファイターズの一員として普及活動や指導に携われることを大変うれしく思います」と球団を通じてコメント。
今後も球団と球界に携わることになり、「『世界がまだ見ぬボールパークを創る』というキーワードの下で進められている2023年の新球場開業も控えていますし、北海道から、ファイターズから、たくさんの情報を発信していきます。今後とも、よろしくお願いいたします」とファンへメッセージを送った。
谷口氏は愛工大名電高から2010年のドラフト5位で日本ハムに入団し、プロ11年間の通算成績は272試合の出場で打率.241(581-140)、7本塁打、42打点、15盗塁。一軍戦力として台頭してきた2017年に右膝靭帯損傷の重症を負い、近年はファーム暮らしが続くなか、今季終了をもって第一線から退く決断を下した。