2008年から離島甲子園を開催
社会貢献活動に取り組むアスリートを表彰する『HEROs AWARD 2021』が20日、都内で開催され、かつてロッテなどで活躍した元プロ野球選手の村田兆治さんが「男性部門」で表彰された。
村田さんは、人口や経済的な事情から島外との交流機会を持つことができない全国の離島球児たちが一堂に集まる中学生野球大会「離島甲子園」を推進・開催するなど、一連の活動が評価され、今回の受賞に至った。
表彰式では、今秋のプロ野球ドラフト会議で離島甲子園の出場選手として初めて指名(巨人の育成6巡目)を受けた佐渡島出身の菊地大稀(桐蔭横浜大)投手がプレゼンターを務め、トロフィーの贈呈などを行った。
表彰式に出席した村田さんは、「心からの名誉であり、感謝したい」と受賞の喜びを口にし、「今後も、新たな人間形成や健全な少年少女の育成を促進することで、離島の地域振興を続けていきたい」との思いを口にした。
また、「私と出会ったたくさんの人たち、サポートしてくれた地域の方々、その方々が支えとなって島人の宝を中央に出すことができました。これから大舞台で活躍してほしい」と述べ、プレゼンターとして登壇した離島甲子園出場者初のプロ野球選手・菊地大稀選手にエールを送った。
過去の野球界からの受賞者
▼ 2020年
・プロ野球選手会
⇒ 新型コロナウイルス感染症 拡大防止活動基金への寄付、ドナルド・マクドナルド・ハウス支援。
▼ 2019年
なし
▼ 2018年
・赤星憲広『Ring of Red ~赤星憲広の輪を広げる基金~』
⇒ 現役時代に盗塁した数の車椅子を寄贈。引退後に基金を設立し、現役時代同様に車椅子の寄贈活動を行っている。
▼ 2017年
・鳥谷敬『RED BIRD Project』
⇒ フィリピン、タイ、カンボジアなどの子どもたちへ靴を寄贈。