「かけがえのない時間」「納得感を持って離れられる」
DeNAは20日、笠井崇正投手(27)と飯塚悟史投手(25)が現役引退を表明したと発表。両投手ともに今季限りで自由契約となり、12球団合同トライアウトにも挑戦していたがNPB球団との再契約は叶わず、第一線から退く決断を下した。
笠井は旭川西高から早稲田大、BCリーグ信濃へと進み、2016年の育成ドラフト1位でプロ入りの夢を叶えた右腕。2年目の2018年に支配下昇格を果たしたが、なかなか一軍定着とはならず、一軍通算4シーズンで20試合に登板して0勝0敗0ホールド、防御率5.93の成績だった。
飯塚は日本文理高から2014年ドラフト7位でDeNAに入団。3年目の2017年に一軍デビューを飾りプロ初勝利も記録したが、ここ2シーズン連続で一軍登板なく、通算23試合で2勝10敗1ホールド、防御率5.29の成績。今年8月に右肘のクリーニング手術を受け、12球団合同トライアウトにも挑戦したもののNPB球団との再契約には至らず、現役引退を決断した。
両選手のコメントは以下のとおり。
▼ 飯塚悟史投手・コメント
この度今シーズン限りで現役引退することを決断いたしました。
ベイスターズで7年間かけがえのない時間を過ごさせて頂きました。
満足のできる成績を残す事ができませんでしたが、初登板時の興奮や初勝利の喜び、何よりファンの皆様の声援はずっと僕の心の中に残っています。
高卒で入団し右も左も分からない自分をここまで成長させて頂き、また素晴らしい環境で最高のチームメイト、トレーナーさんや裏方の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
そしてベイスターズファンの皆様こんな自分を応援して頂きありがとうございました。これからの第2の人生も温かく見守って頂けたらと思います。
最後になりますが、自分に携わって頂いた皆様のおかげで幸せな野球人生を送ることができました。ありがとうございました。
▼ 笠井崇正投手・コメント
私、笠井崇正は今季限りで引退することを決断いたしました。
5年間一軍で活躍するために日々を過ごし、取り組み続けられたことで、自分自身、納得感を持って競技スポーツとしての野球から離れられます。20年弱野球をやってきて、その間に出会った全ての方々が良くも悪くも僕の野球人生を共に作ってくれたと思います。
一軍でプレーできた期間は僅かでしたが、ファンの皆様が僕に期待して多くの声援を送ってくれたことは忘れません。この場を借りて改めて感謝を伝えさせてください。
野球を通して出会った全ての方々、ベイスターズファンの皆様、本当にありがとうございました。またどこかでお会いしましょう!!